元官僚:高橋洋一氏
意外に聞こえるかもしれませんが、当サイトで(元大蔵・財務官僚)高橋洋一氏について言及するのは今回が初めてとなります。
もちろんそれには筆者なりに導き出した根拠があり、(ぶっちゃけ)氏の論調がもたらす利益と毒性を(勝手に)相殺した場合、明らかに毒性の方が高いと判断していたからに他なりません。
とりわけ危険視されるのが、彼と親和性が高いとさせる「竹中平蔵」さん、あるいは「日本維新の会」「金融筋」との接点についてで、実際、氏の論調の端々に「民営化はいい事だ」「規制緩和は悪くないんだよ」「○○は左翼だから聞くに値しない」などの、新自由主義者なら諸手を上げて喜びそうな主張が(様々な場面で)語られています。
論拠として並びたてる経済指数からは、氏の底知れぬ博識があふれ、聞く者に「流石元官僚!痛快無比でわかりやすい解説だ」との印象を十二分に与えているのだろうと、拝察しておるのですが・・反面、それらとほぼ同等の比重で「得体の知れぬ恐怖」を感じてしまうのも事実なのです。
動画紹介:判定をよろしく
討論番組・YouTube動画などで、高橋氏が過去に語った内容を精査すると、ある種の疑惑が確信へと変化していくのです。
数ある疑惑の中で、ここでは以下の3分野に絞って参考映像を紹介してみたいと思います。
すべてが高橋氏ご自身のYouTube動画チャンネル【高橋洋一チャンネル】からの出典です。
当サイトの”偏見”で氏を誤解してはならないと思いますので・・お暇でしたら、みなさんにも「判定」よろしくお願いいたします♥
1:郵政民営化は・・『大成功』だそうです
『第96回 郵政民営化から分かる民営化の真実。実は民営化は組合潰し?!』
国鉄はJRになって地域社会は過疎化・廃線の連続。
郵政をわざわざ分割民営化した意味は・・郵貯(かんぽ)欲しさだよね?一番採算が取れない郵便事業には派遣社員が押し寄せ、いまではシナ人を中心とした外国人までもが入り込んでいるんだとか・・
怪しいアヒルの保険もグルよね?!
リーマンショック以降、不自然にパンフレットが置かれているんだもん。
誰もが気付いているわよ・・金融の支配下に陥っただけだって・・
2:反ワクチンは・・『非科学的な活動家』だそうです
『第102回 遂にワクチン接種開始!なぜ反ワクチン派は反対をするのか?』
『第187回 ワクチンが危ない!言っているのは活動家の皆さん』
「ⅿRNAなんてものは、体にいつまでも残らない」「もどきだよ、もどき(遺伝子操作していない)」・・だってさ。
時間の経過って素晴らしいよね~
今は日本以外の世界中が、ワクチンを科学的根拠をもって拒否してんだよ?
当時この動画を見て「高橋さんが言ってるからワクチンは安全なんだ!」って思った視聴者さんもいたんだろうね・・合掌・・
それにしても高橋さんって、「○○言ってる人たちは○○だ!」みたいな論調が多くないですか?
何だか、かつて小泉純一郎氏が言ってた「抵抗勢力」等と、妙に親和性の高い既視感を感じてしまうのだけれど・・気のせいなのかしら・・
3:インボイスは必要・・反対派は『超左巻き』だそうです
東京地裁平成2年3月26日判決で「消費税は預かり金では無い」「消費税は物品・サービスの対価の一部」と裁判結果が出ている。(最判平成17年2月1日「張江裁判」も参照)
よって、高橋氏の「消費税を事業者がネコババしている」の説明は虚偽。
インボイス=単なる増税。馬鹿でもわかる。
実際、判例があろうがなかろうが、小規模事業者が消費税分をすぐに店頭価格などに転嫁することって、とっても困難だったと思うんだけど・・
高橋さんは、それを「納付すべき税をポケットにしまい込んでいた連中」ってご認識なのかしら・・
動画内で「免税事業者」を「非課税業者」と言っているのも誤認だし・・ちょっとこの辺は首をかしげたくなるご説明ばかりです。
いいのかな~?
インボイス反対派を「左巻き」とかレッテル貼っちゃって・・
♪し~らないよ~、しらないよ~
正解はこっち:インボイス反対派の論調紹介
動画7分43秒~
安藤氏「消費税はそもそも預り金ではないので益税は存在しない。」
この一言だけで、高橋氏の戯言が完全論破されています。
いかかでしょう?
郵政民営化とワクチンに対するツッコミは今回は割愛。
翻って、インボイスに対する安藤氏と高橋氏の認識。
果たして~どちらの方が信用に値するのか?~
みなさんも、是非、聞き比べてみて下さい。
消費税法における納税義務者の位置づけ
消費税法には「消費者が消費税を負担する義務がある」とは謳われておらず、消費税の納税義務があるのは”事業者側”であって”消費者側”ではないのです。
に・も・か・か・わ・ら・ず、
長年消費税分を価格に転嫁できなかった小規模事業者に「受け取っていたはずの税金分を差し出せ!」と、強制的に徴税しようとする仕組みが”インボイス制度”となるのです。
ここにルサンチマンプロパガンダに引っかかった同じ国民から、
- 卑怯者!
- ネコババ野郎!
- インボイス反対事業者=脱税事業者!
な~んて、罵声が飛び交うようになれば・・
小規模事業者は、針の筵。
財務省は、増税まっしぐら。
あ~あ、国民に分断層をワザと盛り込みつつの大増税論
・・マジ鬼畜だよな~奴は。
まさに火に油。
金融と財務省と外国が泣いて喜ぶ「インボイス高橋論法」。
マジで、ほっとくと日本の中小企業は軒並み倒産ラッシュになるんだよ・・
国民側の不理解を利用し、姑息な増税を目論む政府・財務省。
仮に「免税事業者が存在する事がそもそも不公平」とほざくなら、国民は政府を↓こちらの方向に導いていくべきでしょ?
【消費税・方針転換一例】
- 消費税は一律3~5%に減税します!
- その代わり消費税の納税義務者は消費者側に変更だよ!
- システム普及&マイナンバー活用で年度末一括消費税納付OK!(運用次第では店頭で税を払わなくてOK)
わかりやすい税システムとなりました。
みなさん積極的にマイナンバーを活用し、税の公平負担と脱税防止にご協力ください。
(ってか、コロナ禍に疲弊しきったみなさんに予定通りのインボイス導入とか酷ですよね。適切な時機を見計らい、改めて制度を見直してまいります♥)
こうすれば、国民側がインボイス(制度導入)などの詐欺的手法に悩まされる事も無く、誰しもが納税義務を納得しながら果たす事が出来るようになるのでは?
さらに減税が実現すれば、30年続く経済不況にあえぐ日本の大復活は請け合いで、財務省発の「国の借金という嘘」「消費税は社会保障費という嘘」も是正されていく事でしょう。
ま、そのルートだけは絶対とらないのが自公政権と財務省なんだけどね。
以上、
今回は、伊達に優秀が故に判定が厄介な「高橋洋一氏」を、インボイスに絡めてご紹介してみました。
ご参考までに・・
おしまい。
注:『インボイス反対』という止むに止まれぬ理由から、氏の論調の一端を紹介させていただきました。無論、氏のすべてを否定するものではありません。むしろ様々な分野に参考に出来る解説も存在しています。・・が、国家と国民益が「単なる数値上の論拠」に置き換わる時、やはり売国面について警戒せずにはいられないのです。