ウクライナ泥沼化を狙う米民主党とゼレンスキー
ゼレンスキー氏、対露交渉は「クリミア奪還後」 原則的立場を強調
ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、同国侵略を続けるロシアとの停戦交渉について、ロシアの実効支配下にある南部クリミア半島を含む自国本来の領土を回復した後にのみ可能だとする認識を示した。中途半端な形での停戦を改めて否定した形。首都キーウ(キエフ)で同日行われたスペインのサンチェス首相との共同記者会見での発言内容をウクライナメディアが伝えた。
これに先立ち、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は6月30日、ウクライナ側が同月にキーウを極秘訪問したバーンズ米中央情報局(CIA)長官に対し、反攻作戦で秋までに相当の領土を奪還し、クリミアを攻撃射程圏内に収めた上で年内にも対露交渉を始める計画を伝えたと報じていた。(以下略)
産経新聞(2023/7/2配信記事)
米ネオコンのピエロ役である”ウ”の”ゼ”は7月1日、「停戦交渉が始まるのは1991年に画定された国境線を取り戻した時だ」と宣言しています。
ウクライナの原則的立場の表明だとしても、軍を鼓舞する意味を加味したとしても非現実的。
言葉を有体に直訳すれば↓となりますね。
ロシアの疲弊・シナの肥大化・パトロンのビジネス長期化のため、停戦は絶対にしない(させない)。
どうです?
みなさんの耳にもそう聞こえてきませんか?
ロシアはウクライナの「全面降伏」以外許さないのでは?
米ネオコン勢力がマイダン革命を煽ってまで作り出した戦争舞台ウクライナ。
そこのピエロ大統領が現実を無視しどれだけ大風呂敷を広げようが勝手ですが、交渉とは本来、相手がギリギリ飲めそうな条件を提示するからこそ開始される希望が生まれます。
その逆に、相手が絶対に飲めない(飲む必要が無い)条件を提示することは、翻って「交渉する気はない」「徹底抗戦だ」と相手側にアピールする事に通じます。
もちろん、こんなバカ話で逆なでされたロシア側だって黙ったままではいられません。
「それならば」と、今後は今以上に降伏(停戦)条件を吊り上げ、ウクライナ全面降伏以外での交渉を認めようとはしないかもしれません。
第一、すでに首都(キエフ)攻略まで見据えた圧勝側のロシアが、なぜクリミアを手放してまでウクライナと交渉する必要があるのでしょう?
戦争に発展したそもそも論を辿っても・・
- ウクライナ国境線はそもそもレーニン・スターリン線(歴史的境界線ではない)
- 1991年に画定された国境線は、当時のクリントン米大統領がソ連を騙して解体させた政治的境界線(レーニン・スターリン線を踏襲)
- 不幸にもウクライナ側に組み込まれたロシア系住民にとっては生死を分かつ境界線となったはず
- だからこそヤヌコヴィッチまでのウクライナ大統領は概ね親ロシア派
- そこに米ネオコン勢力が仕掛けたマイダン革命(暴力クーデター)が勃発し、ヤヌコヴィッチ体制が崩壊
- その後を引き継いだポロシェンコやゼレンスキーは、(意図的に挑発する様に)なぜ国内に1400万人いるとされるロシア系住民を迫害する様な真似をしたのか?
- ロシア語禁止・ロシア文化否定・暴力的弾圧政策
2014年マイダン革命以降、ウクライナ軍(約38万人規模)を組織的に訓練・再編させたのが”アメリカ”だったんだよね?
そそ。
対ロシア戦争スケジュールは、ちゃんとアメリカ(英含む)によって下準備されていたのだよ。
(しみじみ)
この様な、隣国の不穏な動きを警戒しなければならぬロシア側に「ウクライナがアメリカに盗まれる前に攻め込め」と言った主戦論が勃興するのは当然の結果。
しかも皮肉な事に、
国内の急進派を抑え込みギリギリのタイミング迄戦争(特別軍事作戦)を回避しようと努力していたのが、あのプーチン大統領だった事はあまりにも認知されておらず、彼が刻み続ける英雄的功績については、(ロシア国内ではともかく)先進国側では今後も一貫して葬り去られるでしょうし、ごく一部の歴史家(覚醒者)が紡ぎ出す”正史”にしか紹介されることはないのでしょう・・。
「プーチン悪玉論」がプロパガンダされている日本じゃ、正しい歴史認識は無理なんじゃない?
無理に決まってるし、
現実問題プロパガンダを信じ切っているからこそ、
- 「ウクライナ頑張れ」=泥棒に追い銭
- 「アメリカはお友達」=属国体制の恒久化
そろいもそろって↑を連呼してんじゃない?
うちの読者さんは”心配ご無用”♥
だけど、世間的にはそっちの方が圧倒的多数派なんだろうな~。(シラ~~)
注:【モスクワドローン攻撃の操縦・座標設定(衛星情報)はNATO側が主導=ロシア軍、ウクライナ国内のNATO将校・幹部が集まる基地(作戦司令部)をピンポイント爆撃】。大手メディアで伝えられていないだけでNATO(アメリカ)側にも大量の死傷者が発生しています。ロ・ウ戦争は、すでに代理戦争からロ米直接対決に移行。
二つのアメリカ
さらに気がかりな面もあります。
目下、ウクライナに武器を送り続け軍事統帥権まで掌握する戦争主導国アメリカだって、決して一枚岩ではありません。
アメリカの民主党政権中枢(ネオコン)・国務省・CIAなどは戦争の長期化、ウクライナの朝鮮半島化(泥沼化)を望んでおり、その逆に、トランプ氏を支持する共和党・MAGA勢・国防省などは、国益を壮大に損ない続ける戦争ビジネス、戦争継続を望んではいないのです。
事実、下院で多数派をもぎ取った共和党側は、今後の国防予算削減を決定させており、バイデン(ネオコン)以下、悪戯にウクライナに肩入れする勢力に「これ以上の国富簒奪は許さない」と、現政権方針に敵対する姿勢を鮮明にさせています。
つまり、
- ウクライナの実力的にも
- 現実(ロシア圧勝)の戦況的にも
- アメリカ(国民側)の国益的にも
「1991年に画定された国境線」という非現実的な停戦交渉ラインを、ピエロ如きが自由に”宣言”できる状況では無いのです。
・・と、いう事で
むしろこんな与太話がピエロ側から出てくるという時点で、「まだまだ戦争は続けられる」「英米(金融勢力)は戦争継続を欲している」と読み解くべきなのではないでしょうか?
ぶっちゃけると?
アメリカとウクライナが合作で「日本人さん、これからも騙されたままでいてね!」「戦費・復興費負担よろしくね!」って、コジコジしてるって事だよ。
で、ですよね~~~。
おしまい。
おまけ:日本が戦争終結のために出来る事
ズバリ、
- 戦争シナリオを見抜く事
- ゼニを出さない事
戦争は、儲ける奴らがいなくなれば勝手に収束します。
その証拠に、安全保障ばかりが戦争の主原因となるなら、あの『イスラエル入植(領土簒奪)』や『北朝鮮の核保有』や『シナの肥大化』が意図的に見逃され続ける”理由”に説明が付かないでしょ?
「日本の皆さん、これ以上騙されないでね♥」
平和を愛する日本人が目覚め、ウクライナを口実としたNWOと戦争ビジネスに”NO”を突きつけましょうよ。