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フランス国民議会選挙:金融勢力介入で左派連合が逆転

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不名誉な同盟の正体

6月30日フランス国民議会選挙(第1回目投票)において、国内右派ルペン氏率いる『国民連合』が『与党連合』(マクロン勢力)に圧勝した事はすでにお伝えしておりますが・・

Marine Le Pen during the meeting with Vladimir Putin.Author www.kremlin.ru. The Russian Presidential Press and Information Office

続く7月7日に行われた国民議会選挙(第2回目投票)では、左派連合「新人民戦線(NFP)」与党連合との間に、反国民連合を主目的とした=不名誉な同盟=が成立。

Jordan Bardella at the European Parliament Author English: Raphael ATTAL @BootEXE

結果、国民連合は議席数こそ増加させたものの、期待された単独過半数獲得には遠く及ばず、ルペン氏が引き立てたバルデラ党首の首相就任は(現時点で)叶えられませんでした。

~国民連合(支持者)からすれば悪夢の大逆転劇~

6月30日の歓喜から一転、たった一週間足らずの間にフランス世論にどの様な変化がおこったのでしょう?

どうやらそこには、反国民連合を主目的とした大規模なメディアプロパガンダが存在していたようです。

タヌキ
タヌキ

いや~。

日米英もひどいが、フランスもデタラメだな~。

先進国家の選挙(民意)は、軒並み金融&大手メディアによって盗まれているぜ!

妻

どういう事?

2022年フランス大統領選挙の時のように、またルペンさんを敵視していたの?

タヌキ
タヌキ

今回はルペン氏個人というよりも保守勢力そのものを徹底敵視。

「極右が政権を奪取すれば市場は混乱し、国民生活に大打撃が起り、差別や対立は助長される」って煽っていたんだよ。

嫡男:スラ
嫡男:スラ

実際、左派連合「新人民戦線(NFP)」と与党連合の間に成立した=不名誉な同盟=にしたって、凄く手際が良すぎるもんね・・

誰かが介入しなきゃ絶対に不可能だもん。

妻

誰かって・・誰よ?

悪いネズミ
悪いネズミ

そりゃ~、ロチルドとかシティー・ウォール街の金融グループでしょ?

タヌキ
タヌキ

ま、そうとしか考えられないよな。

=不名誉な同盟=からは、「政治実権をフランス国民の手に渡さない」とする、奴らの強い意志が伝わってくるよな。

右派敵視:プロパガンダの証拠

それではお待ちかね。

仏国民議会選挙に関連した偏向報道・プロパガンダの証拠を↓実際の記事中に振り返ってみましょう。

是非ご一読を。

注:偏向・プロパガンダ該当箇所を分かりやすくするため赤線太字化させ、さらに記事下に抜出しています

仏国民議会選挙:選挙前

仏大統領「深刻な局面」と警告、総選挙で極右勝利なら金融危機と財務相懸念

[パリ 14日 ロイター] – フランスのマクロン大統領は14日、同国が「非常に深刻な局面を迎えている」とし、「戦争や前例のない経済問題など大きな問題が浮上している」と警告した。フランスでは現在、極右・極左の政治勢力が世論調査でリードしており、金融市場が動揺している

マクロン大統領は両勢力を「過激派」とし、ともに政治的に真剣ではなく経済的にも現実的ではないとした。

フランスのルメール経済・財務相も同日、同国の総選挙で極右が勝利すれば、金融危機のリスクに直面すると述べた。

総選挙は6月30日に第1回投票、7月7日に決選投票が実施される。世論調査では、欧州議会選で躍進したマリーヌ・ルペン氏の極右「国民連合(RN)」の勝利が予想されている。

(~中略~)

米大手格付け会社S&Pグローバル・レーティングも、RNの政策方針が財政悪化につながりかねないと懸念を示している。

一方、ルペン氏は14日、遊説先のフランス北部で「マクロン政権はうそをついている」とし、政府が財政の実態や過去7年間に行った改革の影響を隠していると批判した。

Reuters(2024年6月15日配信記事)
  • 極右勝利なら金融危機と財務相懸念
  • 金融市場が動揺している
  • 過激派
  • 極右が勝利すれば、金融危機のリスクに直面する
  • 財政悪化につながりかねない

仏国民議会選挙:第1回目投票後

フランス議会下院選の第1回投票、極右が最大勢力に 与党連合は3位

フランスで6月30日、国民議会(下院、577議席)選挙の第1回投票が行われ、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右「国民連合」(RN)が33.2%の得票率で、エマニュエル・マクロン大統領の与党連合を抑えて第1勢力となる見通しとなっている。

(~中略~)

第1回投票で過半数を獲得する候補者がいなかった選挙区では、上位候補者らによる決選投票が7日に実施される。それらも含めた予測では、国民議会は絶対多数に届かない可能性が示唆されている。

そうなれば、過半数議席を握る政党がない「宙づり議会」となり、国民連合は移民や減税、法と秩序に関する計画を推し進めることはできなくなる。

(~中略~)

マクロン氏から演説を託されたガブリエル・アタル首相は、「国民連合には一票たりとも投じてはならない」「目的は明確だ。国民連合が絶対多数を確保するのを阻止する」と語った。

極左「不屈のフランス(LFI)」のジャン=リュック・メランション党首は、「ひとつ確かなのは、アタル氏はもう首相ではいられないだろうということだ」と述べた。ただ、国民連合にこれ以上票を与えるべきではないという点では、アタル氏に同意した。

(~中略~)

「不屈のフランス」のメランション党首は、同党の候補者が3位で、国民連合の候補がリードしていれば、同党の候補者も選挙戦から退くだろうと述べた。

フランソワ・オランド前大統領は、「極右勢力が議会で過半数を獲得しないようにすることが、我々が果たさなければならない義務だ」と述べた。

BBCNEWSjapan(2024年7月1日配信記事)
  • 政権ガブリエル・アタル首相
    • 「国民連合には一票たりとも投じてはならない」「目的は明確だ。国民連合が絶対多数を確保するのを阻止する」
  • 『不屈のフランス』ジャン=リュック・メランション党首
    • 国民連合にこれ以上票を与えるべきではない
    • 国民連合の候補がリードしていれば、同党の候補者も選挙戦から退く
  • フランソワ・オランド前大統領
  • 「極右勢力が議会で過半数を獲得しないようにすることが、我々が果たさなければならない義務だ」

仏国民議会選挙:決選投票後

焦点:仏選挙「極右バブル」はじける、有権者に広がった不安

[パリ 7日 ロイター] – 7日のフランス国民議会(下院)総選挙の決選投票で、大勝利を祝おうと準備万端だった極右「国民連合(RN)」本部は、テレビで予想議席数の第一報が伝えられると、にわかに信じられない現実を突きつけられた。(~中略~)

調査会社のイプソスで世論調査を手がけるブライス・テインチュリア氏は、決選投票前に何人かの候補者が外国人嫌悪を表明したことなどに触れ、RN自らが失点したと指摘。有権者の間に、果たしてRNがより過激的だった過去を本当に捨て去ったのかどうか疑問が広がったとの見方を示した。

テインチュリア氏は「フランス2」テレビで、RNの各候補は政権を担う準備ができていないか、反ユダヤ主義や外国人嫌い、同性愛嫌いであることも選挙期間中に判明したと述べた。

(~中略~)

<強気を維持>

北西部ブルターニュの選挙区でマクロン氏陣営の候補に敗れたRNのフロラン・ドゥケルソーソン氏は、一部候補の言動による影響はあったと認めつつも、過半数獲得を見込んでいたRNの傲慢さを有権者が感じ取った可能性もあるとみている。「過半数は実際には実現が非常に難しかったように思われる」と漏らした。(以下略)

Reuters(2024年7月8日午後 5:05配信記事)
  • 世論調査を手がけるブライス・テインチュリア氏
    • 決選投票前に何人かの候補者が外国人嫌悪を表明した
    • RNがより過激的だった過去を本当に捨て去ったのかどうか疑問が広がった
    • RNの各候補は政権を担う準備ができていない
    • 反ユダヤ主義や外国人嫌い、同性愛嫌い
  • RNのフロラン・ドゥケルソーソン氏
    • RNの傲慢さを有権者が感じ取った可能性もある

【解説】 フランス国民、またも極右を拒否 国民議会選

ヒュー・スコフィールド、BBCニュース

フランス国民は再び意思を明確にした。極右政権はごめんだと。

フランス国民は欧州議会選挙で極右を大勝させた。今回の国民議会(下院、定数577)選挙でも第1回投票で極右に大勝をもたらした。

しかし本当に重要な投票では、大統領選でそうだったように、国民は瀬戸際で後ずさりした

(~中略~)

大半の国民は極右を望まなかった。その思想に反対しているか、極右政権になれば避けられない混乱を恐れているかのどちらかだ

(~中略~)

マクロン氏がそうしたことを考えていないことは確かだ。状況が手に負えなくなったから選挙を求めたのだと、マクロン氏は言うだろう。政治を明快にし、国民連合に広い支持に見合った議席を与えたのだと言うだろう。そして、フランス国民が極右を政権に就けることは絶対にしないという賭けは、正しいものだったと言うだろう。

(以下略)

BBCNEWSjapan(2024年7月8日配信記事)
  • フランス国民、またも極右を拒否
  • 極右政権はごめんだ
  • 本当に重要な投票では、大統領選でそうだったように、国民は瀬戸際で後ずさりした
  • 大半の国民は極右を望まなかった。その思想に反対しているか、極右政権になれば避けられない混乱を恐れているかのどちらかだ
  • フランス国民が極右を政権に就けることは絶対にしないという賭けは、正しいものだった
悪いネズミ
悪いネズミ

ウヒャ~。

極右・極右・極右・極右・・凄いプロパガンダが存在していたんだね~

嫡男:スラ
嫡男:スラ
  • 「極右が勝利すれば、金融危機のリスクに直面する」
  • 「財政悪化につながりかねない」

って謳い文句も、英国トラスさんを追い落とした手法とソックリだね。

妻

それにしても、「国民連合には一票たりとも投じてはならない」とか「極右勢力が議会で過半数を獲得しないようにすることが、我々が果たさなければならない義務だ」とか、ひどくない??

仮にも、解散前88議席から共闘勢力を含めると143議席まで伸ばした国民連合をここまでこき下ろしていいのかしら?

タヌキ
タヌキ

議席数的にも、約35%の国民支持を集める政党に向かって許される表現ではないよな。

悪いネズミ
悪いネズミ

じゃ~、何でマクロン陣営&仏極左&大手メディアは、国民連合を危険視する表現ばかりを繰り返しているの?

タヌキ
タヌキ

そりゃ~、フランスの主権が国民側に移ったら金融勢力がビジネスできなくなるだろ?

主権者はいつだって金融を支配する勢力でなければならない訳よ。

嫡男:スラ
嫡男:スラ

国民連合大バッシングも=不名誉な同盟=も、結局奴らが大手メディアを総動員してやらせたんだよね!

タヌキ
タヌキ

そう思う方が妥当。

冒頭でも言ったように、先進国の民主主義(選挙)は金融勢力によってとっくの昔に盗まれているんだよ。

悪いネズミ
悪いネズミ

(((uдu*)ゥンゥンうん。

日本の東京でも公約破りの”ウソの厚化粧”が圧勝だもん・・メディアプロパガンダってまだまだ影響大なんだよね~。

以上、

昨今、

金融・政治・経済勢力および言論・大手メディアなどでしきりとアナウンスされる

  • 極右勢力
  • 差別主義者
  • 排外主義者
  • 陰謀論者

↑の真の意味は、全世界規模で盛り上がりを見せる『反グローバリズム政治潮流』に対する思想言論弾圧でしょ。

英仏はもとより、EU諸国や米国民だって、主権を取り戻すための運動を活発化させています。

ならばこそ、

戦後79年、外国勢に主権を奪われたままの私たち日本人が採るべき政治行動なんて、(欧米以上に)自ずから定まっているはずです。

おしまい。