画像説明:【カネよりも物資を、物資よりも核の傘を!】ウクライナが欲する”当然”を理解するケモノ衆の図
ウクライナからはしごを外したアメリカとイギリス
【ブダペスト覚書不履行】
アメリカ・ロシア・イギリスの3カ国の核の傘が、ウクライナを含む旧ソ連地域に安全保障をもたらすと謳ったのですから、今からでも遅くありません。米英はさっさとウクライナに派兵し、モスクワに核の照準を合わせた証拠を全世界に向けて示せばいいのです。
少なくともアメリカとイギリスには、それをやり遂げねばならぬ義務があるのですから・・
ウクライナは安全保障が確約されたからこそ非核化に協力しました
2022年2月24日【WSJ社説・有料記事】では「ブダペスト覚書に裏切られたウクライナ」と題し、国際社会の合意や確約が如何に空虚な口約束で、アメリカがもはやそれらを補填する役割を担えない事実について、赤裸々な文章を交えながら紹介しています。
筆者もそのことについては同感で・・
現下のウクライナは「ロシアにのみ侵略されているわけではない」と捉えています。
有体に言えば、核放棄と引き換えに安全保障を提供するとウクライナを騙した「アメリカ・ロシア・イギリスの口約束(ブダペスト覚書不履行)こそを『侵略』と定義しなおすべきだ」と考えていますし、2014年2月23日クリミア危機・ウクライナ東部紛争からこんにちのロシアによる軍事侵攻までの全責任の一端は「間違いなくアメリカとイギリスにもあった」と、断言しておかねばならないはずなのです。
そうじゃなきゃ~
今後もこいつらのはしご外しが繰り返されてしまうからね~
罪は罪、罰は罰。しっかり責任追及しとかなきゃね!
紛争を欲した可能性
もちろん2国間で紛争が為されているのですから、その多くの責任の所在は両国政府にあると言えます。
しかし、今更言及するまでも無くロシアは核保有国にして国連常任理事国。ウクライナと兵力や国力を単純比較しても全く相手にならないどころか、ロシア側がその気になれば「ジェノサイド」までも簡単に見積もれる戦力差。これほど明確で誰の目にも明らかな懸念事項を脇に追いやり、安易なポピュリズムを焚きつけつつ・・
- ウクライナ独立以来、国民に対し無責任にも軍縮や非核化を扇動した存在は誰か?
- 決して低くないウクライナの対ロシア好感度を無視し、急激な反ロシア路線を採用した理由はどこからやってきたのか?
- ウクライナのEU加盟申請(その後のNATO加盟ルートまで含め)、ドローン配備などは、ミンスク(2)合意違反となる危険性が高いにもかかわらず、なぜロシアに軍事介入の口実を与える様な真似をしたのか?(ウクライナによる挑発とも)
- 革命後ウクライナの歴代政権は、ロシアからの報復リスクを国民に周知させながら慎重なる政権運営を出来ていたのか?
- ウクライナが核の傘を持たない事が明白で(アメリカ・イギリスのブダペスト覚書不履行)、さらにNATOにも加盟していない状態で、なぜゼレンスキー現政権はロシアと事を構える危険な選択肢を採用したのか?
↑尽きぬ疑問の先に見え隠れする、金融と戦争屋の筋書き(シナリオ)を感じとっているのは筆者だけではないはずです。
今回のロシアによるウクライナ侵攻は、少なくとも巷でいわれる「ロシアの領土欲」「プーチン氏の暴走」などでは説明がつかない”疑問”であふれ返っていますし・・翻ってウクライナの非核化を決断させたアメリカとイギリスの無責任さ、平和への裏切り行為こそが、当サイトの住人の眼前に燦燦と輝いて見えているのです。
ふ~。
まったくお前らって・・ギラギラしてまぶしいぜ!
世界平和を後退させるアメリカの腐敗
もちろんアメリカなどはゴロツキ国家の最たるもので、世界の警察どころか「押し込み強盗」と形容したほうが手っ取り早い立派な輩国です。
しかし、他方においては相手を黙らせるだけの圧倒的軍事力を維持していた事からも、コケ脅しの抑止力、高いみかじめ料さえ払えば優秀な用心棒の効果くらいは演出してくれていたのです。
ところが・・近年の国家としてのアメリカは、金融界隈からの資金提供が政治界隈を支配したせいで、その方面でしか身動きが取れなくなり(企業・金持ち優遇策)、綺麗ごとに足を引っ張られ(平和・人権・環境・BLM・LGBT・ポリコレ・パリコレ・ドラコン・オレオレ)、移民を受け入れ過ぎたせいで国家のまとまりすら無くしてしまう始末。
西部カリフォルニアなどは、すでに敵国となっているシナ系の移民(帰化系)に政治・経済ともに乗っ取られており、同地域選出の議員連中は堂々と他国の主張を米議会に持ちこむまでになっているのだとか。
利益最優先主義の倫理観は、すでにアメリカ社会全体を蝕み、その蔓延は敵からの乗っ取り工作を一段とたやすくさせ、過去に世界中の安全保障上で太鼓判を押したはずの約束事(合意・覚書)さえ「守る気も無い」といわんばかりの無責任さを見せつけているのです。
いいえ、それだけならまだましなレベル。
実際のアメリカ(民主党)は、世界各国の紛争に独自の銭勘定で参戦し、武器を売りつけ、政変を焚きつけ、反政府組織を育て・・そして証拠のすべてを葬り去るのです。
まさに鬼畜、まさに戦争配達人。
アメリカの行き過ぎた政治腐敗は、こんにち可視化される世界中の紛争と無縁ではないのです。
もしも圧倒的軍事力を持つアメリカ(議会)が、特定国家の工作によって意のままに操られる事態に陥ってしまったら(世界平和は)たまったものではありません。
先の米大統領が、現政権を揶揄し「ジェット機にシナ旗を付けてロシアを爆撃してはどうかね?」などのジョークが飛び出すレベルになってしまっては、笑い話にもなりません。
まして↓・・
トランプ氏、ウクライナ危機「自分なら簡単に阻止」 バイデン氏を「ばか」とこき下ろす
【オーランド(米フロリダ州)=大内清】米国のトランプ前大統領は26日、ウクライナ情勢をめぐり、バイデン大統領がロシアのプーチン大統領に「いいようにあしらわれている」と批判し、自身が政権の座にあれば「こんな茶番を止めるのは簡単だった」と述べた。南部フロリダ州オーランドで開催されている米保守勢力の年次総会「保守政治行動会議」(CPAC)で演説した。
トランプ氏はこのところ、プーチン氏がウクライナ侵攻を前に同国東部の親露派支配地域の「独立」を承認したことを「天才的」だと称賛し、共和党の一部や民主党から「不適切だ」との批判が上がっていた。この日の演説ではそれを念頭に、「問題なのはプーチン氏の頭が良いことではなく、われわれ(米国)の指導者がばかなことだ」とバイデン氏をこきおろした。自身ならどのように侵攻を阻止したかは語らなかった。
また、ロシアがブッシュ(子)政権期の2008年に行ったジョージア(グルジア)侵攻と、オバマ政権期の14年に強行したウクライナ南部クリミア半島の併合も引き合いに、「私は21世紀に入ってロシアが他国を侵略することがなかった唯一の大統領だ」と自賛。ウクライナのゼレンスキー大統領を「勇敢な男だ」と評価した。(以下略)
産経新聞(2022/2/27配信記事)
ロシアによるウクライナ侵攻を「茶番」とこき下ろされ、「ロシアを食い止めたのは私だ!」と高らかに宣言されたとあっては、米民主党もとんだ赤っ恥。アメリカ社会を陰で操る『存在』をジョークに紛れて暴露されるレベルにまでなっているのですから・・世界の各国は脱ロ・脱シナは無論の事、「脱アメリカ(脱民主党)」も見据えて、自国防衛を1からやり直すべき転換点を迎えているのかもしれませんね。
わ~い!
トランプさんありがとう!
アメリカファースト(自国優先主義)って、結局本音で語り合えるから、世界にもいい影響が多いんだよね~
ほんっと、綺麗ごととか・・バッチくてしょ~がないよ。
(そのほとんどは共産主義者が生み出し、自由主義社会に持ち込んでいるんだって)
世界の警察をやめたアメリカ
そしてもう1点、忘れてはならない大前提があります。
それは、「もはや世界平和を担う力をアメリカは持ち合わせてはいない」・・という歴然たる事実。
政治的にも、経済的にも、軍事的にも、システム的にも、もはやアメリカ(米軍)が単独の努力をもって世界平和を担う事は不可能となっているのです。(担ってなかったけど・・)
核の拡散・シナの台頭・国境の崩壊・投資の自由化・サプライチェーンの広がり・情報伝達スピード・プロパガンダの限界・・
様々な要因が複合的に絡み合い、そこに腐敗しきった政治世界への工作が為されれば、アメリカの軍事力は同盟国にすら襲い掛かる『諸刃の剣』として利用される危険性すら孕んでしまっているのです。
え?え?
ちょっとわかんないんだけど・・なぜアメリカの腐敗が原因で米軍が同盟国を襲う事になるって言うの?
- アメ「俺がCから守ってやる!(銭よこせ)」
- 日「イエ~イ!これで安心。(非核三原則・軍縮・アメ依存)」
- C国「アメ~日の持ってる島くれ!(議会工作・資金ドッサリ)」
- アメ「あちゃ~日ごめ~ん、その島は俺の守備範囲外だわ~」
- 日「え?聞いてないよ~、安保は?安保?」
- アメ「ここ読んでみな、”議会が許せば”って書いてあるだろ?」
- 日「ええ?核の傘は?」
- アメ「なにそれ?こっちが核撃たれてまで守るわけないじゃん♥」
- 日「そ、そんな~約束が違うよ~」
- アメ・・確かにこのままじゃ~日の占領状態を保てないしな~
- アメ「Cよ~、日の防衛費山分けで手を打たね~か?」
- C国「わかったアル!だけど制海権はクレクレ」
- アメ「それならOK!せいぜいお船出して頂戴」
- C国「ヒャッハ~、ここは通さね~ぜ~」
- 日「ひえ~~~」
ま、物語なんだけどな。
どうよ?弱体化してるべ。日の防衛力。
あ~!(棒)本当だ~(棒棒)
伊達に「守ってもらえる」と期待し他国任せな分だけ、自主防衛が疎かになって他国(アメリカと敵国)の思惑に翻弄されているわね~。(まるで今の日本みたい・・シラ~)
前出のブダペスト覚書といい、日米安保といい、米韓相互防衛条約といい、そして虎の子のNATO(北大西洋条約機構)ですら、アメリカのご都合主義で解釈の変更や適用範囲を選別できるのですから、そんな寝ぼけた口約束に傾倒する事こそが愚かな事で、歴然としたシナの台頭を踏まえた場合は、「もはやアメリカ任せの平和維持は成り立たなくなった」ときっちり見限り、各国はそれぞれ最大限の努力をもって軍拡を達成しておかねばならないはずなのです。
あくまでも軍事同盟は最後の頼み。
やはり国家防衛の基本は『自衛』以外にあり得ないのだよ。
まとめ
- アメリカは世界の警察をやらない(やれなくなった)
- 他国の核の傘など口約束(あてにするだけヤボ)
- 政治腐敗の進んだアメリカ(米軍)の存在は世界平和の諸刃の剣
- シナとロシアの共産コンビは自由主義陣営の最大脅威
- 防衛の基本は自衛である
- 核(最終兵器)保有こそが最大の自衛手段である
自由主義に所属する側(国民)こそ、すでに疑いようのない事実となったアメリカの腐敗と弱体を謙虚に受け止め、対するシナの台頭とロシアの拡張主義を「脅威だ」と明確に再認定することが肝要。
その上で、張りぼてのアメリカの再起を促しつつ多国間の同盟関係を維持し、シナとロシアをサプライチェーンから綺麗さっぱり切り離し、ありとあらゆる自衛手段の確保を最優先に立ち回るべきなのです。
『ウクライナへの支援より、日本の軍拡』
『ウクライナへの肩入れより、シナとロシアの排除』
世界平和への貢献方法は、何も”モノ”や”カネ”や”気持ち”だけではないのですから・・
続きは次回・・ウクライナ問題を考察4へ
おしまい。