日米安保とNATOの違い：幻想同盟と米軍の下請け組織

Wargaming社：World of Warships 「戦艦長門」

画像説明：【国家は黙って核武装！】マイシップに乗ってオホーツク海に密○中（？）のタヌキさんの図

日米安保を知れば国防の現状が理解できる

ま、日米安保とNATOの等身大について結論から先に申し上げれば

• 日米安保＝幻想＝占領体制の維持
• NATO＝米勢力圏＝米軍の下請け組織

この様に定義づけられるかと思います。

日米安保＝ただの幻想

日米安保というのは、つまり戦後（占領）体制の本質であり、日本が独立国でないことを証明する頸木くびき・足かせの事。

単純に安保５条だけに注目したとしても、その幻想っぷりとやる気の無さが理解できることでしょう。

　日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約　第５条

　各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

　前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。

外務省

↑５条で謳われている「自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。」を会話形式でまとめると、↓この様になります。

NATOはすでに”罠”となっています

続いてはNATOについて。

一部、日本国内では「日本もNATOに加盟すべきだ」なる、へんてこな理想論を語るお花畑衆が存在するようですが・・

「騙されてはなりませんよ♥」

それ・・壮絶なる”罠”ですからね！

ちなみにNATOの防衛体制は日米安保と違い相互義務となっており、

「締約国に対する武力攻撃を全締約国に対する攻撃とみなす・・・・・・・・・・・・・・～～（兵力の使用を含む。）を個別的に及び他の締約国と共同して直ちに執る・・・・・・・・・・・・・～～締約国を援助する～～」と言及されています。

日米安保はただの口約束です。アメリカは日本を防衛しません

互いの政権がかわるたびに確認される「日米安保」。そこに出てくる「第５条適用」って言葉、聞いたことありませんか？それは「アメリカは日本を守る義務を負わない！」って明記されている様なものなのです。ただの口約束なのです♥

www.tanukazoku.net

一見頼もしい理想論が語られていますが、その内情をよくよく精査すれば、みかじめ料請求に近い米軍への経費負担が重くのしかかるばかりか、拡大著しいNATO加盟国の、たった一国に対する攻撃をもって本当に第三次世界大戦に繋がりかねない相互防衛義務を発揮してよいのか？については、加盟国内で大いに疑問視されるようになっているのです。

注：なおNATO拡大路線については、アメリカ国内においても（過剰防衛義務を負うため）危険視されています。

自存自衛無くば、同盟是幻想なり

ところが、現下の日本はどうでしょう。

金融発・グローバリズムの毒素に犯され、【ヒト・モノ・カネ】の移動の自由化を進めた結果、自存自衛からは程遠い国防の現状無防備状態を、誰しもが痛感する体たらく。

ウクライナの惨状を見せつけられて、尚、同盟関係に頼ろうとするあきれた属国根性は、

「アメリカ強国に追従しておけば、細々とでも国家や民族を保った状態で生き延びていけるだろう」の精神を、国民はおろか戦後保守や為政者の間にも蔓延させてしまっているのです。

これなどは、もはや国家の放棄と断罪した方が良いレベルの幻想論で、

まとめ

【自存自衛】、それを補完する【同盟関係】。

先ずは全力で国防策に専念し、対等な力関係での同盟策を模索するのであれば、我が国の展望は明るくなるはずです。

もちろん、国際金融資本米英の黒幕はそれを絶対に許したりはしません。

何としても我が国を属国のまま縛り付けておこうと企むはずです。

• 時には日米安保の確認を謳い
• 時には核シェアリングを謳い
• 時には同盟強化策だけを謳い
• 時には防衛強化策だけを謳い

あの手この手で、猫騙し・世論誘導・要人友愛・強迫・制裁を披露してくるのです。

しかし、私たちは騙されてはなりません！負けてはなりません！

おしまい。