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民営化の闇:社会基盤の維持は国家安全保障と同列議論を

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鉄道を例に民営化の害悪性を語れば・・

注:本記事は2022.09.18記事の内容を追加する意味でも書かれています。

第三セクター化は廃線までの口実。いすみ鉄道さんみたいな「絶対潰させない!」の熱意と企業努力が無ければ簡単に潰れていきます。

全国の鉄道網は利益確保の為に敷かれたのではありません。国家交通網・国防安全保障・地域経済振興・雇用確保・研究開発・技術継承・ありとあらゆる国富を下支えする社会基盤(インフラストラクチャー)として敷かれていたのは歴然であり、利潤追求型の『民営化』はそのすべてを破壊する売国政策だったと筆者は考えます。

冷静に振り返ってみて下さい。

  • 国鉄
  • 電電公社(通信業)
  • 郵便局
  • 道路
  • 電気・ガス
  • 水道

どうです、思い当たる節はありませんか?

景気がよかったころまでの日本は、このすべてを広義の意味で国有化していました。

  • 国民に安定した社会基盤インフラストラクチャーを提供する為に
  • 雇われるのは日本国民(特に現地人採用)
  • 身分は安定した(ほぼ)公務員
  • 取引・外注先も(ほぼ)日本企業
  • 利潤はGDP押上げ効果を生み出し、過疎地や遠隔地への社会基盤インフラストラクチャー整備に還元
  • 技術とサービスのノウハウは国家(地域)・国民(地域民)に蓄積

国有化によってこれらが担保されていたからこそ、↓が可能だったのではないでしょうか?

  • 日本型経済の維持金融経済の否定
  • 日本総中流社会格差否定社会
  • 過疎化防止一極集中の防止
  • 緊急時・災害時に強い国土国土強靭化計画
  • 国家安全保障敵国からの国土防衛
昭和末期から平成初期頃の日本を、今の若者は知らずに育っています。若者にゆとりと所得を!社会全体に夢と希望を!!

ところが・・バブル崩壊詐欺以降流行った国の借金論を根拠に進められた緊縮財政と大増税。その両輪にセットで推進された構造改革規制緩和の嵐。

まさに『貧すれば鈍する』

小泉自民・橋下維新系詐欺師の詭弁にまんまと騙された国民の選択は、国富のたたき売り=民営化=への賛同だったのです。

輩曰く「だって俺にはスポンサーがいるし、TVでは都合のいい編集してくれるしね!」
悪いネズミ
悪いネズミ

あ~、今だこいつのシンパに騙されている国民が多い事、多い事。

嫡男:スラ
嫡男:スラ

大阪は全滅。

京都や兵庫県も射程圏内。

早く参政党に代表される保守系の野党を育てないと、地方から国家が壊されてしまうよね~

(大汗)

簡単な民営化手順はこうです!(例:国鉄)

  • ↓国会でのロビー活動(反対派へのレッテル攻撃・例:「族議員」認定)
  • ↓民営化成功=国鉄からJRへ
  • ↓JRを分割=各JRグループへ
  • ↓投資に見合うドル箱グループの選別=JR東海・JR西日本・JR東日本(JR九州は赤・JR北海道JR四国は大赤字)
  • ↓(投資家にとって無価値な)赤字路線を廃止・第三セクター化
  • ↓第三セクター社長(役員)は天下りのイス(鉄道にはずぶの素人:もちろんはじめから10~20年をめどに会社は潰すつもり)
  • ↓新鉄道会社は、全体的に経費削減・人数人件費削減(むろん整備不良問題にも直結)
  • ↓国交省は従前通りの機械・環境整備を鉄道会社に要求(当然メンテ不良が大量に発覚・行政指導の報道が社会を賑わす)
  • ↓度重なる行政指導と経営難を口実に地域住民を説得、めでたく廃線作業が完了
  • 結果:金融・外資=ぼろ儲け日本=総貧困化(雇用・技術・ノウハウ・地域経済・交通手段喪失)

民営化を国民に納得させるために政治・言論・メディア界隈からアナウンスされるプラス材料(料金低下や、ユニークな料金プランやオートメーション化、各会社独自のサービス向上など)は、残念ながら国鉄が長年荷っていた、全国をくまなく網羅した恒久的な交通インフラ、雇用、地域経済・地域社会の維持、過疎化防止、技術の蓄積・継承などに比べれば”無きが如し”

~民営化によって流出した国富は膨大、相殺して国民側が得たはずの利益サービスはスズメの涙

民営化にまつわる世界中のありとあらゆる事例を見比べても、長期的な成功例が何一つ報告されていない民営化売国と定義する所以、ご理解いただけましたでしょうか。

Q,民営化に外資規制が無い理由

Q,民営化になぜ外資規制が無いのでしょう?

A,国が国富を売ろうとしているから

国鉄に限らず、

  • 国有財産の”民営化”は絶対に国富を流出させます
  • 国有財産の”民営化”は絶対に国民を不幸にします

特に外資規制を伴わない民営化(国富の投げ売り)は、単に我が国にとっての敵国を含めた外国勢に国家安全保障の基盤となるインフラストラクチャーを明け渡す事にも繋がっていきます。

国内企業であっても外資資本率が高い企業の場合トンネル&ダミー企業は要警戒、仮に民営化をやるにしても国家安全保障の観点を最大限考慮し、長期計画性をもって慎重に進めなければならなかったはずなのです。

ちょうど、当時の大阪馬鹿市長が上海電力と「にぎにぎ」したように・・トンネル企業を経由し予定企業に売却が進められます。
タヌキ
タヌキ

あ、ちなみに民営化に対するタヌキの考え方は、「インフラストラクチャー国防・電気・ガス・水道・鉄道・港湾・空港・道路」に関しては(例外なく)絶対反対の立場です。

だって、1990年代からすでに日本の経済はグローバル化を受け入れているんですよ?

フロント企業をいくら精査したって投資が自由である以上、結局最後には「(NWO&敵国など)日本を乗っ取ろうとする勢力に買い取られる」はずですからね~

まとめ

そもそも論として財務省発の「国の借金話は嘘」なのですから、国有財産を放出させる必要性すらなかったので~~~~す。(ムッキー)

しかし、大変嘆かわしい事ですが・・

国民が今後とも、財政にまつわる噓を見破れず、プライマリーバランス目標や単年度収支などに翻弄され続ければ、(日本維新の会や、一部の自民党議員が好んで使う)構造改革規制緩和を旗印に、またぞろ”民営化”がゴリ押しされ、なけなしの国富国土・主権・国民が叩き売られていく事でしょう。

【タヌキ氏提唱:輩に対する三箇条の心得】

  • 民間は自社都合だけを考える
  • 投資家は利益追求だけを考える
  • 敵国は国家簒奪だけを考える
タヌキ
タヌキ
  • 雇われ社長の頭の中に、国家観などあるわけないじゃないですか~
  • 外国人投資家の興味は配当金だけ。日本の将来なんて「知ったこっちゃない」って事でしょ~
  • 敵国に日本への配慮を求めてどうします?

当たり前の事だよね。

大切な事です、覚えておいてくださいネ。

おしまい。