外資(アメリカ)から距離を置きたがるメキシコ
死の商人どもがウクライナ特需にかまける中・・世界中で『脱アメリカ』『脱金融』がトレンド。
メキシコは蓄電池などに広く使用されるリチウム(地下資源全般)の国有化を進めています。
メキシコのリチウム資源国有化、エネルギー省に実行権限
[メキシコ市 18日 ロイター] – メキシコのロペスオブラドール大統領は18日、昨年4月にリチウム資源を国有化したのを受け、その責任をエネルギー省に引き渡す大統領令に署名した。
これにより、同省が国有化手続きを実行するために必要な行動を取ることになる。また、ソノラ州の23万4855ヘクタールを「Li─MX 1」鉱区として宣言している。
調査によると、メキシコには約170万トンのリチウムが眠っている可能性がある。複数の外国企業がリチウム鉱床の開発を目的とした採掘利権を保有しているが、大統領はその全てを「見直す」と表明している。
大統領はイベントで「われわれが今やっているのは、リチウムを国有化し、ロシアや中国、米国からの外国人に搾取されないようにすることだ」と述べた。
Reuters(2023年2月20日配信記事)
搾取&戦争ビジネスを見抜いているからこそ、脱アメリカを選択する
2022年6月、メキシコ・ロペスオブラドール大統領は、米ロサンゼルスで開催された米州首脳会議への欠席を表明。脱アメリカ路線を明確にしつつ、今後は、シナの影響力を利用しながらCELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)へのテコ入れを明示していました。
「CELACは欧州連合のような共同経済体を目指すべきだ」と、高らかに宣言した精神は、主に英米の搾取的支配構造から逃れるための苦肉の策。
旧ユーゴ・アフガン・イラン・シリア・リビア・そしてウクライナ・・
ゼニ儲けのためなら、現地人がどれだけ犠牲になってもよいとする支配構造は、世界各国で拒絶され始めており、もちろんその流れはメキシコにおいても顕著。
- 植民地型経済モデル
- 国内の麻薬栽培(カルテル)
- マフィア
- 地下資源搾取
- 人身売買
これらのすべてにアメリカが介入しているのは世界の誰もが知るところ。
アメリカはCIA・FBIを総動員し莫大な資金を投入しつつ、長年メキシコの治安悪化・政治腐敗を意図的に操作していたのですから、メキシコ側の『脱アメリカ』の決意は並々ならぬものがあるでしょう。
無論、今回話題の「レアメタル採掘」もまた搾取の例外ではありませんでした。
主に英米金融業者の私物「多国籍企業」による、地下資源採掘の際の大規模自然破壊(特に問題となっているのが森林伐採&水汚染)は当たり前。その後の公害被害や、汚染物質のタレ流しによる現地人への健康被害なども全くお構いなしの状態。
例え数々の悪行が社会問題となったところで、不平等で締結した条約文を持ち出し知らん顔。さらに保険を打つように、現地の適当な役職にワイロを送り握りつぶす、いわゆる金権政治に持ち込めば大概の罪から逃げられるのですからその鬼畜さについては折り紙付き、メキシコに限らず世界中で反発が続出しているのです。
ここだけの話だけど、英米の金融資本家にとって資源産出国は独裁政権が最も都合がいいわけ。
たとえそうならない国があったとしても、定期的にクーデターや政変仕掛ければ「公害もみ消し」どころか「資源の価格調整」すら余裕で出来るって寸法。
よって、メキシコが英米に嫌気がさし、急速にシナ(ロシア)に活路を見出すのはごく当たり前の成り行きで、ブラジル・アルゼンチンを筆頭に、その他の中南米各国も英米支配(植民地時代を含めれば数百年単位の搾取)から逃れるために必死になっているのです。
英米って、いついかなる時も鬼畜だよね!!
いやいや、正確には英米に巣食った金融寡頭勢力が鬼畜なんだぜ。
日本に原爆投下したのも奴らだし、ウクライナを戦場にしたのも奴らの仕業さ!
じゃ~、メキシコは英米には地下資源売らないようにしなきゃね!!ムッキ~
いやいやネズさん、メキシコだってしたたかなんだって。
英米と敵対しちゃうと、すぐに国内でクーデター・暗殺・内戦仕掛けられちゃうからその辺は慎重にやって行くと思うよ。
そうだな。
メキシコにとっては取引相手はたくさんいた方が商売繁盛。
それに、地域覇権にアメリカがしゃしゃり出てくることを少しでも防御したいんだから、シナやロシアに近付き勢力バランスを維持しておきたいって思惑もあるんだよ。
アメリカがウクライナに傾倒している間に、従来通りの英米総取りだけは是正しておきたいのさ。
案外したたかなんだね!
じゃ~、「大国からの技術や投資がなければ採掘・製品化・流通・販売できなくて宝物の持ち腐れになる」みたいな事を気に病むのは、ナンセンスって事だね?
正解。
すでにメキシコは採掘技術・有望取引先としてもシナを見据えており、マーケットについても同じ中南米諸国との地域連帯に視線を向け始めているのさ。
メキシコの事例でもお分かりの通り、アメリカは世界に混乱の火種をバラマキ、わざと外交上の失態を重ねシナの肥大化を後押ししているように感じられてなりません。(⇇すべてNWO・新世界秩序のシナリオなんですけどね)
日本が命運を共にする同盟国として、アメリカ合衆国はとても相応しくない国家なのです。
世界は分断(反グローバリズム)に向かっています
メキシコの事例は、世界で加速する『脱アメリカ』『脱金融』の氷山の一角。
長年搾取されつづけた経験則が、英米型搾取・戦争ビジネスをいち早く見抜く精神を養い、「国家の独立を何とか保っておきたい」とする必然の欲求を駆り立てています。
翻って、我が国の場合はどうでしょう?
国家が独立状態でないにもかかわらず口約束の日米同盟を盲信し、ご主人に「吠え掛かれ!」と命令されれば、まるで子犬のように核大国ロシアを分不相応にも挑発する始末。
何が「専制主義対自由主義」ですか?
そんな安っぽい屁理屈で、本当にあのしたたかなロシアが動いているとでも?
世の中を、もっと俯瞰的に捉え直してみましょうよ。
今まさに、英米に無理強いされたウクライナ支援に疲弊しきった「自由主義陣営」。それを尻目に「新興国家」と舐め切っていた国々が躍動する様を・・
彼らは彼らなりに世界秩序の変化を体感し、熟慮に熟慮を重ねた結果、あのシナ以上に腐りきった英米と歩む未来(食料高・エネルギー高・戦費負担・強制武器購入・脱炭素圧力・LGBT圧力・昆虫食圧力・NWO)に拒否反応を示しているのです。
それこそが『脱アメリカ』『脱金融』・・いわゆる反グローバリズムの正体なのです。
以上、
「世界に先駆けて勇気を示してくれたメキシコとロペスオブラドール大統領に感謝の意を表明します」
私たち日本人もまた、反グローバリズム(食料高・エネルギー高・戦費負担・強制武器購入・脱炭素圧力・LGBT圧力・昆虫食圧力・NWO)の精神を高めていくためには、少なくとも今の英米とは距離を保っておくことが肝要だと思うのです。
~目覚めましょう~
何たって、ワクチンパスポート(公衆衛生)や、脱炭素(エネルギー環境詐欺)や、ウクライナ(防衛増税)などのお題目は、ぶっちゃけ日本人から独立の精神を奪っておくための障害物にして疑似餌なのですから・・
おしまい。