画像説明:【俺達だって苦しいんだぜ!】「自公給付金案」に憤るサラリーマンに同情するケモノ衆の図
トンビに油揚げ
18歳まで10万円給付、首相「反対しない」 公明と協議へ
岸田文雄首相は11日夜のテレビ東京番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で、公明党が衆院選公約に掲げる18歳までのすべての子どもに一律10万円を支給する案に言及した。「反対しない。ぜひ現金給付を実現したい」と語った。
自民党も給付を検討している。「(公明党と)重なる部分はあると思う」と述べた。「協力して制度を作り上げたい」と具体策を協議する意向を示した。
日本経済新聞(2021/10/12配信記事)
- 圧倒的な得票を得る自民党が、なぜ連立政権を組んでいるのか?
- 宗教団体と密接な繋がりがある政党が政治に参画。日本国憲法20条は守られているのか?
いつもいつも福祉や給付の話が出るたびに
「この政策は公明が取りまとめました!」と、
とかくトンビが油揚げをかっさらうかのごとき立ち回りを見せる不思議な政党の存在を・・私たち有権者はいつまで不問にしておくのでしょう・・
かの党と組んだところで絶対に進みっこない『改憲』話に淡い期待をよせるより、バッサリ手を切り日本の政治を前進させた方がどれほどスッキリする事か・・
今後は各方面から「当然の指摘」がなされていく事を期待してやみません。
第20条
1項・信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2項・何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3項・国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
日本国憲法 第20条
ココの政党ポスターって、必ず「○○給付を決定したのは自分達だ!」といったスローガンが表に掲げられていますよね・・党首などの顔写真とともに・・
見るたびにちよっとだけ「イラっ」てなっちゃいます。(私だけでしょうか・・)
国民に”差”を設けてはなりません
10万円!
タコ焼き、キャベツ太郎、ゲーム!!
10万円!
エビフライ、マンガ!!
10万円!
お寿司、ポテチ、ゲーム、ゲーム、ゲーム♥
こりゃ~!
まだもらえるかもわかんないのに使い道だけ考えてどうするの!!
(支給されても生活費で消えるんだから、覚悟しときなさい!!)
いや~、
岸田さんも相変わらず連立見直しの考えには行きついていないらしいな~
給付案にしても、国民に断層面をつくってどうするの?
コロナ禍に困っているのは全国民なんだから、そこは「全国民対象の給付です!」って、高らかに宣言しなくちゃダメなとこだよな!!
過去、国民民主党の玉木代表が与党内で進められた給付案に対し以下↓の様に、一括給付の必要性を訴えてくださいました。
国民を各層に分け”分断”を煽る様な給付を考えるのはNG。
日本は世界一の金余り国家なのですから財源に糸目を設ける必要はありません・・
給付金は
- 制限・条件なく全国民を対象に
- 貧困層・子育て世帯には二重給付
これが正解なのです。
それに・・
下手に給付対象を絞り込むと、特定政党の票田への利益誘導に悪用されるばかりか、国民分断を政治的に煽っているようでいただけません。
さらにさらに、子供や貧困層といった”お題目の弱者救済”に振れ過ぎてしまうと、肝心要の”国民救済”が疎かになってしまい、外国籍の個人や世帯にさえ給付金が支給される事にも繋がりかねません。
- 給付は国民限定!
- 給付は全国民対象!
- おまけ:給付は所得税(住民税)と相殺できるようにする!(ネット申請でさらに割引)
徹底させたいですよね。
この冬を国民が乗り切っていくために・・
過去にパンデミックを引き起こしたウイルスの歴史に学べば、たとえ強毒性を誇ったウイルスでも、概ね3年経つと徐々にその毒性を弱めていく事が分かってきます。(武漢発生ウイルスについても当てはまるかは未知数)
冬季に向けて、第6波の流行が噂されている武漢発生ウイルス・・
それに昨年は影を潜めていた季節型インフルエンザについても”ぶり返し流行”が警戒され始めています。
コロナ禍を乗り切るためには各種減税や給付金、十分な所得補償は喫緊の課題。
今後、検査陽性者(本当の感染者ではない)が減ったとしても、一度狂い始めた生活様式はすぐには元に戻ってはいかない事でしょう。
業種によっては廃業まで追い込まれつつある国内産業全体を救うためにも、”今こそ”力強い経済対策とともに、減税、給付、所得補償を拡充すべきではないでしょうか?
って事で、岸田さ~ん。
限定的な給付案とか、変な宗教と遊んでないで・・経済ブースト(大型財政出動)とともに、国民限定の救済策、バリバリやってくれよな!(応援してるぜ)
おまけ:「トンビに油揚げ」の語源について
一説によると・・江戸期のお話。
すでに世界有数の巨大都市であった江戸(100万都市)は、木造家屋が密集する都市区画が災いし、火災被害が日常のように起こっていたとされています。
当時の主な消火方法は、火元の周囲の建物を壊しまくり火災の広がり(燃え移り)を食い止める事に主眼が置かれていたそうで、そのため消火人は家の構造を良く知っているとび職人が兼務していたそうです。
家を建てるプロは、家を壊すプロでもあった。
当時の消火は数日間かかることもざらだったらしく、とび職人は「稲荷ずし」(味付けした油揚げで酢飯をくるんだ食べ物)を食べながら消火活動や、その後の家屋の復旧に当たったそうです。
しかし、なぜとび職人の栄養補給に”稲荷ずし”が選ばれたのかは不明です。(そこまで伝わっていないのかも)
いずれにしても、とび職人と鳥のトンビの語呂合わせ。
それにプラスして火災の度にとび職人が稲荷ずし用の油揚げをさらってしまう程食べる事と、トンビが獲物を狙い定めると猛スピードで襲い掛かるイメージとが重なる事で・・
「大事な物や手中におさまっている物を、よそ見や油断した隙に横取りされ呆然とする」
このような場合の例えとして「トンビに油揚げをさらわれる(盗まれる)」のことわざが誕生したそうです。