４月値上げラッシュ：便利な呪文「すべてロシアのせい」

画像説明：【あれもこれも】グルテンも心配だし・・近所のパン屋さんも軒並み値上げ・・

軒並み値上げの４月がやってくる

ケンタッキー再値上げへ　８日からメニューの９割

日本ＫＦＣホールディングスは３日、「ケンタッキーフライドチキン」の約９割に当たるメニューを８日から値上げすると発表した。店頭価格は１０～２５０円上がる。同社は昨年７月にもケンタッキーの主要メニューを値上げしていた。

原材料価格や物流費の高騰、人件費などの上昇が要因としている。主力の「オリジナルチキン」は現在の１個２６０円を２９０円に改定。「ポテトＳ」は２４０円が２７０円に変わる。

「チキンフィレバーガー」といった一部のバーガーメニューなどは価格を据え置く。宅配商品も８日から引き上げる。

産経新聞(2023/3/3配信記事)

モスバーガー再値上げ　２４日から、メニューの７割

モスバーガーを運営するモスフードサービスは６日、定番メニュー全体の約７割に当たる商品を２４日から値上げすると発表した。値上げ額は１０～５０円。主力の「モスバーガー」は、４１０円から４４０円に引き上げる。モスバーガーの値上げは昨年７月以来で、令和３年以降３回目となる。

原材料価格の高騰などで「厳しい経営環境が続き、現状価格での供給が極めて困難」と説明している。「テリヤキバーガー」は４００円から４３０円に改定する。一方、「ハンバーガー」は２４０円で据え置く。（以下略）

産経新聞(2023/3/6配信記事)

予想される小麦卸売価格上昇を背景に、外食産業を中心にすでに３月から値上げラッシュ。

ケンタッキーやモスバーガーに続く値上げの動きは、４月を境にますます顕著となってくることでしょう。

政府による緊急経済対策は必須と言えそうです。

「すべてロシアのせい」⇇騙されないでね！

実際の小麦価格は2019年末に下げ止まり、そこからは2021年初頭にかけて徐々に値上がり。ロ・ウ戦争勃発を契機に一時高騰するものの現在は横ばい状態。

原油価格についても2020年5月付近を底値に、そこから2022年6月をピークに爆上がりしています（現在は下げ潮）。

ちなみに、一般的にアナウンスされるロシアによるウクライナ侵攻開始日は2022年2月24日。

お分かりですね！

小麦も原油もロ・ウ戦争勃発よりも約２年前から（その後の戦争勃発を知っていたかのように）値上がりしています。

現下、報道界隈でしきりと喧伝される「ロシアのせいで電気料金も食糧費も高騰しているんだ！！」が、正確な情報では無い事・・先ずはご理解ください。

政府「小麦、本来は１３％値上げを５％に食い止めた（ドヤァ）」

国民が、仕組まれたロ・ウ戦争の正体を見破らない限り、これまた仕組まれたエネルギー・食料価格高騰を防御する術はありません。

政府は、「小麦は本来なら今の卸売価格より１３％値上げせざるを得ないところを、我々の努力で５％程度の値上げ幅で抑えた。だから統一地方選挙もよろしく！！」と訴えていくつもりのようですが・・

• 「では、選挙後は？」
• 「戦争屋が、随分前から食料・原油買い込んでいますけど？」
• 「国は本来赤字でいいのに、なんで商売人気質拗らせて小麦価格を上昇させるの？」
• 「そもそも物価対策なら消費税廃止が一番効果的じゃね？」

これらの常識事を詰問した場合、岸田政権は何と回答をよこすのでしょう。

メディアによるミスリードが存在するとはいえ、米支のパペットとして踊り明かす自公政権の正体を国民が見抜かぬうちは、国難を退ける事は出来ません。

「ロシア憎し」ですべてを総括するなんて⇇まったく大概にしてほしいものです。

ちなみに、当サイトでおなじみの安藤裕元衆議院議員は↑動画でこのようにご主張しています。

やっぱり安心の「あんちゃん」。

いつも政治や経済に関連し、教科書的に引用させてもらうだけの価値はあります。

「すべてロシアのせい×」・「すべて戦争屋のせい○」

「ロ・ウ戦争がまったく影響を及ぼしていない」とは申しませんが、自主独立の精神を否定した長年の占領体制自民党政治による悪政と棄民政策の集大成こそが、日本社会を覆う諸問題の正体です。

～物価高対策＝消費税廃止～

「亡国の真っ最中に、どうでもいい他国を気にかけてどうします？」

与党筋から連呼される便利な呪文「すべてロシアのせい」に騙される事無く、過去の政策結果に基づいた常識的反論を心掛けてまいりましょう！

おしまい。