【日本の歴史】令和の御代、先人方の弛まぬ努力の結果『平和』を享受していられる私たちだからこそ知っておきたい日本の国柄・大転換点。
本項ではタヌキが独断で選んだ日本史上の三大転換点を「流しそうめんの様に」解説していきます。
今回は歴史的断層面：③『大東亜戦争敗戦～現在』の２「遅れた宣戦布告」後編です。
注：歴史講座ではありません。専門的に調べたい方はそれぞれに特化した環境にてお願いします。
お約束の『三行まとめ』・・最後に置いておくね♡
また、太い黒字の部分だけ流し読みできるようにまとめてあります
お忙しい方はそこだけ覗いて見てね
本項ではこんな内容が書かれています
遅れた宣戦布告
- 日本の『真珠湾攻撃』により本格的日米（大東亜戦争）開戦
- 通謀を疑う外務省職員（駐米大使館）の行動
- ルーズベルト『断交通告遅滞』を世界中に喧伝。対日戦突入の大義として最大限利用
マメ知識：『駐米大使館』外務省職員のその後
～ここまで『前編』で紹介～
～本項はここからの紹介です～
遅れた宣戦布告のおさらい
大東亜戦争のその後の推移
大東亜戦への回顧：独自の考察・疑問点あれこれ
- 戦後日本のいろんな資料・言論に１４の疑問をぶつけてみよう！
まとめ
注：『大東亜戦争迄の道』前編・後編をまだご覧になっていない方はこちらからどうぞ⏎
遅れた宣戦布告のおさらい
『米に向けられた日本側の断交通告（宣戦布告）』１９４１年１２月７日。
『遅れた宣戦布告』前篇を読んでいない方はこちらからご覧いただけます⏎
予定通りに行けばワシントン現地時間午後１時（開戦の３０分前）に、日本からの『断交の通告・宣戦布告状』がアメリカ側に届くはずでした・・が、しかし実際にアメリカ側がこの通告を受け取ったのは真珠湾攻撃から約１時間も遅れての事でした・・。
大東亜戦争開始時点から戦後７０年を過ぎた現在までも、『遅れた宣戦布告』という日本側の失態は世界規模で喧伝され、先の大戦のすべての責任は、（大虐殺も含め）日本側にある事にされています。
また日本国内においては日本人全体を縛る『自虐史観』の口実に最大限利用されて行きました。
大東亜戦争のその後の推移
卑怯なだまし討ちで始まったとされる『大東亜戦争』は、『真珠湾攻撃』成功などで序盤こそ日本側の優位で推移したが、日米の運命を決めた１９４２年６月４～７日の『ミッドウェイ海戦』での日本の敗戦により戦局は決定的となり、日本は敗戦への坂道を転げ落ちていくことになります。
＊以降ことわりが無い場合の⏎リンクはWIKIです＊
～日本・オランダに宣戦布告～
～タイ・英米に宣戦布告～
１９４２年２月４日『ジャワ沖海戦』
～３月米フィリピン司令官マッカーサー、部下を置き去りにフィリピンから逃亡～
６月５～７日『ミッドウェイ海戦』
８月８日『第一次ソロモン沖海戦』
～この頃イギリス領インドで反英暴動激化～
８月２４日『第二次ソロモン沖海戦』
８月７日～１９４３年２月７日『ガダルカナル島の戦い』
～１９４３年９月８日イタリア降伏～
～１９４３年１０月、日本・フィリピンの独立を許可～
～同１０月、自由インド・英米に宣戦布告～
～同１１月、東京大東亜会議開催・大東亜共栄圏宣言～
１９４４年６月１６日、シナ大陸より米軍機による北九州空爆（国内初空襲）
６月１９日『マリアナ沖海戦』
～１９４４年７月１８日、東条内閣総辞職～
９月１５日～１１月２７日『ペリリューの戦い』
１０月２０日～２５日『レイテ沖海戦』
１９４５年２月１８日～３月２２日『硫黄島の戦い』
～３月、イラン・トルコ対日宣戦布告（トルコでは宣戦布告に反対する市民のデモが起こる）～
３月１０日『東京大空襲』（この一日分で死者１０万人、被災者１００万人を出す）
注：前年１１月２４日以降、東京は合計１０６回の空襲を受ける。
～４月５日、小磯内閣総辞職～
～５月、ドイツ無条件降伏～
～５月頃からアメリカによる日本各都市への無差別爆撃が本格化する～
３月頃から～６月２３日『沖縄戦』
～７月２６日、ドイツのポツダムで英米ソ首脳会談・ポツダム宣言を発表～
８月６日『広島原爆投下』
～８月８日、日ソ不可侵条約を破りソ連・対日宣戦布告。満州・朝鮮半島に侵攻～
８月９日『長崎原爆投下』
～８月１０日、日本ポツダム宣言受諾を打電により通告～
～８月１４日『秋田県土崎空襲』～ポツダム宣言受諾告知後のアメリカによる空襲
８月１５日『終戦の詔勅』⏎国立公文書館デジタルアーカイブ
～８月１６日、ソ連南樺太に侵攻（２８日占領）～
～インドネシア独立戦争始まる。元日本軍人義勇兵３０００人、インドネシア人とともに戦う～
＊約４年間にわたる独立戦。インドネシアの独立を認めようとしないオランダとの間の戦争。
９月２日、日本『降伏文章に調印』東京湾海上『米戦艦ミズーリ号艦上』
＊大東亜戦争の法的な終戦
～ソ連・８月８日から９月５日の対日侵略で『南樺太』『千島列島（北方四島含む）』を掠め取る～
～ソ連・日本兵約５７万人を抑留、鉄道建設などに強制労働させる～
～これより以降、東南アジア各国の独立戦争が盛んとなる～
『第一次インドシナ戦争』１９４６年～５４年までのベトナムの独立戦争⇒対フランス
『インドの独立』１９４７年イギリス連邦から独立⇒のちイギリスからの完全独立を示す（王への忠誠を拒否）ため１９５０年『インド共和国』へと名称変更
ビルマ⇒イギリスから独立
フィリピン⇒アメリカから独立
マレーシア⇒イギリスから独立
カンボジア・１９４５年３月に日本の後ろ盾で独立を宣言するが、日本の敗戦でフランスが保護下に置く。のち、「シアヌーク」を中心に独立運動が盛んとなり１９４９年、フランスから独立を勝ち取る。
ラオス・１９４９年名目上フランスから独立。（外交・国防権はフランスが持ったまま）
シナ・国民党軍と共産党軍との間の内戦を経て１９４９年『中華人民共和国』として独立を宣言。前時代の『清朝』は女真族の国家。『中共』は建国約７０年の新興国家である。
台湾・元日本国・１９４５年戦勝国によって日本国から切り離された台湾は、１９４７年の『二・二八事件』に代表されるように、シナ大陸の内戦敗者『国民党軍』が大量になだれ込み、事実上の乗っ取り状態が続いた。＊現在でもその影響がぬぐい切れていない。
大東亜戦への回顧：独自の考察・疑問点あれこれ
WEBサイトを少しでも覗いて見たことのあるみなさんには今更な話ですが、高々７・８０年前でしかないこの『大東亜戦争』を・・
- 日本の侵略行為
- 日本の植民地獲得運動
- 日本の世界平和に対する挑戦
- 日本の人類に対する罪
などと形容してやまない『言論空間』が広がっていることをご存知でしょうか？
検索すると大概上位表示は『自虐史観・日本悪い』で埋め尽くされています・・すごい努力です！
試しに検索してみて！
『評論家・教員・教科書・資料集』系のページは、ほぼあんな感じだから。
日本は国家断絶を経験したことが無い国なので、歴史（正史）を紐解く資料を集めるのに他国ほど苦慮することはありません。
それこそ１０００年前の公家さんの日記なんかだって読めちゃう国なんです。
『藤原忠平：貞信公記』『藤原道長：御堂関白記』『藤原師輔：九条殿遺誡』などなど・・
関係資料があまた残っていて、しかもこんなに歴史好きな日本にもかかわらず、数十年前の『大東亜戦争』について１８０度違った解釈がなされているのには・・
「何か特別な原因でもあるのかな？」
そんな素朴な疑問を抱えたこと・・みなさんも無いでしょうか？
え？学校では日本が先にアメリカを攻めたから、爆弾をたくさん落とされたり原爆が投下されたって先生説明してたよ。
あと、日本は反省して世界のみんなと仲良くしようねって感じ・・
俗にいう８月６日に合わせた『平和教育』ですね。
夏休みの一日をわざわざ登校日にして・・
で、タヌさん。結局どれが（正しい歴史）正解なの？
注：知ってて言ってます
正しいかどうかは簡単さ！比べればいいんだよ。
左右に分かれた資料をね♡
ここに書かれてあることも「事実じゃないかもしれない！」という、疑いの目を向けながら納得するまで調べてみるんだよ。きっと真実にたどり着けるはずさ！
たかが数十年前の出来事です。それにもかかわらず現在日本に生きる国民全員に計り知れない影響を与えている『大東亜戦争』を・・もっとよく知りたいと思いませんか？
戦後日本のいろんな資料・言論に１４の疑問をぶつけてみよう！
はい！という事でへそ曲がりの性格の悪さを最大限に高めつつ、みなさんに素敵な物差し（天秤）を用意しておきますね♡
これらを『大東亜戦争』関連の資料を見比べる参考にしていただけたらな幸いです。 ぽんぽこポン
～みんなでぶつけてみよう！１４の疑問点～
①（宣戦布告が１時間遅れたことがそこまでの『悪』と言うのなら・・）日本が真珠湾攻撃をした『１９４１年以前の宣戦布告無き戦端の罪を定めた条約・協定の存在と、それが世界中で守られていた実績を教えたください』
注：『ハーグ陸戦協定』は～この条約が直接批准国の行動を規制するのではなく、条約批准国が制定した法に基づいて規定される～ことに注意（その他の国際条約と同義）。
②１９４１年以降『宣戦布告』がなされなかった軍事介入は世界のどこにも存在しなかったのでしょうか？『世界中で宣戦布告通告義務が守られていた実績を教えてください』
お～～い！たけしま～～～
４０００人拿捕～～～
日本は占領下～～～
おっかしいねん！！
注：日本が敗戦した後１９４５年１０月国際連合が発足、ハーグ陸戦協定を補う形の国連憲章を発表（第２～４条および第５１条）。
なにを終戦後に慌てて決めてんの？
戦勝国クラブ発足？？
何かそれまでの取り決めに不備（都合が悪い事）でもあったの？
③列強が日本に対して行った『ABCD包囲網は戦争を誘発する原因と呼べるでしょうか？』
注：ちなみにアメリカ議会上の『ケロッグ』はその答弁の中で～戦争とは「国境を越えて攻め入るようなことだけでなく、重大な経済的打撃を与えてくることも侵略戦争と捉えられる」～と述べています。
注：また前編で紹介した当時の駐米大使『野村吉三郎大使』は、日米交渉の戦争回避可能性について
「もしも米が必要最小限の油を日本に渡すことを保証するなら大いに期待が持てる」（要約）と述べています。
④アメリカが日本に対して提示した『「ハル・ノート」（交渉を打ち切る最後通牒）は実質宣戦布告にあたりませんか？』
⑤『ハーグ陸戦協定』の宣戦布告以外の取り決め内容を教えてください。
都市爆撃の可否・捕虜の取り扱い・占領下の憲法の扱い方・占領の手法などなど・・
あれ、↑↑これ本当に国際的な協定？
一つとして守ってもらってない気がするんですけど・・
気のせいかな・・？
⑥『ハーグ陸戦協定内容を犯したことのない列強国家を教えてください』
⑦『人類史上初めて都市爆撃を敢行した国家を教えてください』
⑧『人類史上初めて核兵器を都市に落とした国家を教えてください』
⑨日本は『大東亜戦争』敗戦に伴い、民間人約１００万人（兵員２００万人）が犠牲になりました。『なぜ民間人から大量の犠牲を出したのでしょうか？』
⑩『１９４１年当時、自衛可能な規模の軍隊を持つ有色人種の独立国家を、日本以外で（あれば）教えてください』
⑪『１９４５年８月１０日ポツダム宣言受諾打電後の「米機：８月１４日土崎空襲」（⏎WIKI）は国際法上可能なのでしょうか？』
⑫１９４５年９月２日『降伏文書正式調印』後の、『ソ連による北方領土占領、日本人兵士シベリア抑留は可能なのでしょうか？』
⑬『そもそもなぜ列強国は世界中に植民地を持っていたのでしょうか？』
⑭世界の国々を調べると、そのほとんどの独立年は『なぜか日本が敗戦を迎えた１９４５年以降で、どうして独立をかけて交渉・戦った側の国が軒並み戦勝国国家なのでしょうか？』悪の枢軸は日本のはずなのに、どうして戦勝国側と独立をかけて戦うの？？ニヤニヤ
ここに書かれてある１４の内容に積極的に答え、尚且つみなさんが偏見を持たず常識的な立場で眺めても「説得力があると思えた」資料は・・
『良質な資料』かもしれません。
逆にこの辺を全く無視していたり、一方的にどちらかの陣営を断罪しているような資料や言論は・・
ほら・・あれだよあれ！
わかるだろ♡
勇気のある方は反論の論調を高め・・めんどくさい方はニヤニヤしながら見守っとこうよ。
もうとっくにばれているのに・・そこに浸かって利益を貪ってきた連中は・・
「ポイッちょ」するのねん。
注：大東亜戦争が終結した後、数年間もインドネシアはオランダと・ベトナムはフランスと独立をかけて戦いました。そのような（オランダ政府）に寄託された協定（ハーグ陸戦協定）に運用の客観性が担保できるのでしょうか？？
・・ナゾナゾ・・世界の闇は深すぎます。
参考：『アジア・アフリカ諸国の独立年表』（⏎WIKI）
「なるほど～」っと思っていただけた方は、ぜひご家庭内での「戦後教育」に役立ててみてください。
まとめ
MR.タヌキの『今北三行』まとめ
①１９４１年日本「あかん、このままやと飢え死にや」ピコーン！⇒『先制攻撃真珠湾』『東南アジア独立手助け』『大東亜共栄圏！』
②アメリカ「お？断交通告遅れか？」ありがてえ～！「世界中の皆さん方～日本には何やってもええで～チャラや！チャラ」⇒『無差別都市空爆』『原爆投下』『日本国土解体（台湾・南樺太・満州・沖縄）』
③終戦後特殊日本人・戦勝国「罪深き日本人は未来永劫反省しる！」⇒『原爆は仕方ない』『戦前日本は悪い国』『独立を許さない教育・言論・政治の固定化』
「たれか～～戦時国際条約はどこぞにあるかえ～～？？教えてたもれ」
戦時中、戦勝国側が行ったすべての行為を、彼らが日本を裁いた同じ天秤にかけてみたいものですね！
きっと面白い結果が見えてくることでしょう。
（マタイ７・２）
汝が裁く裁きにより汝も裁かれ、汝が量る天秤により汝も量られる（要約）
へ～こんな言葉があるんだね！とてもありがたいね。
でも・・まさかご都合主義の一方通行はないよね♡
それでは・・興味のある方は続きもお楽しみに！