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対シナODAの総括9:RCEPの正体『日・支・南鮮3ヵ国EPA』

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画像説明:【信用増加=交流増加】信用以上の交流は何事も控えるが得策・・と思うケモノ衆の図

現在にも形を変えて更新されている対シナODAとして、総括⑥では『日中省エネルギー・環境総合フォーラム』を・総括⑦総括⑧では『RCEP協定』をご紹介しています。

本稿は、国防安全保障よりも優先される企業利益関税にまつわる話題が中心です。

脱シナが進まない理由

RCEP協定内容でも明らかなように、近年世界各国において「金融支配を受け入れた企業ほど儲かるシステム」が構築されようとしています。

金融については総括①を参考に、RCEPについては総括⑦を参考にしてね。

RCEP:企業利益のみ最優先される関税撤廃

「貧すれば鈍する」

・・って事で、ここからは主にRCEP発効によって撤廃(段階的に引き下げ)される関税面についてみていきましょう。

日本の4省が作成した『地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に関するファクトシート』によると、RCEP発効に伴う関税撤廃率は以下の通りとなります。

RCEP:日本からの各国に対する関税撤廃率
  • ASEAN・豪州・ニュージーランド向け=88%
  • 韓国向け=81%
  • 中国向け=86%

(いずれも品目数ベース)

RCEP:各国からの日本に対する関税撤廃率
  • ASEAN構成国・豪州・ニュージーランドから日本へ86%~100%
  • 韓国から日本へ83%
  • 中国から日本へ86%

(いずれも品目数ベース)

出来の悪い映画のよう・・「財政出動を怠って関税撤廃?では税収減の穴埋めは?」

RCEP参加国全体での関税撤廃率は、何と91%(品目数ベース)となっており、もはや参加国内では関税は全撤廃と表現してもよいレベルとなっています。

悪いネズミ
悪いネズミ

タヌさん。

関税が撤廃されたり税率が引き下げられること自体は、悪い面ばかりじゃないんじゃないの?

タヌキ
タヌキ

そりゃ~金融支配下の多国籍企業にとっては大歓迎だろうさ!

何たって、価格決定に直結する『関税負担』が参加国内においては0%に近くなるわけだから、最も安く集められる部品・原材料を使って、最も安価な人件費の国で製品化(組み立て)し、最も需要が見込める地域に出荷する道筋が整うんだから、商売人や投資家は笑いが止まらないだろうさ。

妻

でも、実際最終消費者の身分としては安価で品質や性能のよい『モノ』が入ってくることは大歓迎じゃない?

日本は長いデフレ社会だもの・・少しでも価格の安い『モノ』がこれからだって歓迎されるだろうし、それを妨げていた関税などがRCEP参加で見直される事については、多くの日本国民も理解を寄せているんじゃないのかしら?

タヌキ
タヌキ

まあな!

貧乏に馴らされた『乞食の精神』を語れば、そういった回答も出てくるかもしれないけどな。

関税撤廃のほとんどは『シナ・南朝鮮』に集中

RCEPで予定される(微増を除く)新たな関税撤廃のほとんどはシナ・南朝鮮に集中しています。

先進国家の自由貿易促進=国内産業の空洞化

実は日本は、シナ・南朝鮮以外の各国とは、2国間協定やTPPを通じ様々な関税障壁に関わる話し合いを終えており、すでにRCEP締結以前に低関税(EPA・TPPなど)を成し遂げていました。

例えば、工業製品について言及すれば、日本のアセアン諸国に対する関税撤廃率が98.5%だったものがRCEPにより99.1%へと・・たった数%上昇したにすぎません。

ところが、シナと南朝鮮の場合は違います。

  • 対シナ=47%⇒最終的に98%
  • 対南朝鮮=47%⇒最終的に93%

このような増加幅での関税撤廃が予定されており、

また工業品無税品目割合についてみても・・

  • シナ=8%⇒86%
  • 南朝鮮=19%⇒92%

今後約10年をかけて、2か国合計の輸出総額・約16兆円分に相当する関税が撤廃されるというのですから驚愕です。

RCEP関税撤廃:恩恵を受ける企業ほど対シナ対南朝鮮貿易に傾倒します

TPPは(元)日米FTA:RCEPは日支鮮EPAのカムフラージュ

RCEPが、いくら表向き「参加10カ国を超える多国間経済連携協定である」と謡っていたとしても、GDPレベルで換算すれば全体の約80%が 『日本・シナ・南朝鮮』に集中しています。

と、いう事は・・この3カ国を舞台に商売をする企業ほど手にする利益は大きくなり、RCEP発効にまつわる『ヒト・モノ・カネ』の移動の自由化と関税撤廃は、またとないビジネスチャンスに映し出されてしまうのです。

何たって、本来は企業側が払わなければならないはずの関税を国家間の責任で撤廃まで漕ぎ着けてくれ、おまけに消費税を課す国によっては『戻し税』という形で企業側に”ご褒美”が支払われ続けるシステムな訳ですから・・笑いが止まりません

金融「ルールをよこせ!」⇇これが多国間協定の本当の狙い

EPA・TPP・RCEPなどなど・・

昨今、各国それぞれに抱える『お国柄』を無視しながら締結されていく経済連携協定=企業利益優先主義

もはやビジネスという枠組みを遥かに逸脱し、サプライチェーン(貿易)を舞台にした”世界規模の詐欺”と表現してもいいほどに・・金融支配を受け入れた企業ほど莫大な利益が生み出されていくシステムが構築されてしまっているのです。

事実、

総括⑧でもお伝えしたように、近年我が国の国防安全保障すら脅かすほどのChinaリスクを前に、日系企業の(主要118社アンケート)70%以上が恥知らずにも「今後もシナとのビジネスを継続する」との回答を寄せています。

悪いネズミ
悪いネズミ

うわ~、大企業ほど旨味満載のRCEP(関税撤廃)って事か~

そりゃ~、シナとの関係維持に前のめりになるはずだよね!

IMFのおかわり・・ドル金利上昇に国家が揺れる南朝鮮の落日
嫡男:スラ
嫡男:スラ

ちなみにRCEPやTPPより一足早くズタボロの結果となっている『米韓FTA』

「Samsung栄えて国家滅びる」を地で行く南朝鮮は、国民所得も全く振るわず、出生率も日本以上に低空飛行、おまけに自殺率もうなぎ上り(OECD加盟国中1位)になっているからね~。

お困りの国・・・・・をみても明らかなように・・国際協定が如何に国家国民を犠牲に成り立っている代物か、ちゃんと理解しておかないとね!

(参考:外部リンク⇒『農文協の主張』)⇇古い記事ですがガクブルよ

大変残念な事ですが・・

日本国民側も自衛の意識を働かせ、「もはや日本の大企業は国家国民の手の内から離れ、ただ銭金ぜにかねの世界に漂流する『金融のストロー役』に成り下がってしまっている」との認識を高めておいた方が良いのかもしれません。

妻

あわわわ

本当だ~、企業に引きずられてシナ・南朝鮮との交易なんかにうつつを抜かしていたら・・「小銭追いかけ国滅ぶ」なんて大マヌケな事になっちゃいそう!!

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

解消不可能:『Chinaリスク』と『Koreaリスク』

『ChinaとKorea』

思い出してね・・両国では”彼ら”は食料です

そもそも日本との貿易比率の高い2カ国に、なぜこれまでは高い関税がかけられていたのでしょう?

それは当然、『Chinaリスク』『Koreaリスク』と呼ばれる、自由貿易を促進する上で致命的な障害となり得る懸念材料が両国にあったからに他なりません。

共産主義と自由主義・・永遠に混ざり合う事はありません

シナは御存じの通り約70年の建国以来、一貫して共産主義を貫いてきた国家ですね。

南朝鮮もまた建国以来、軍事独裁と様々な政治不安を抱えつつ閉鎖的な国家運営を手掛けていたため、自由主義陣営への正式参加は1987年6月29日に盧泰愚大統領(当時:候補)が為した民主化宣言まで待たねばなりませんでした。

さらにさらに、この2カ国に北朝鮮をプラスして呼ばれる通称『特定アジア3国』は、ともにその建国史に「日本との戦争に勝って独立を勝ち取った」とするファンタジーを刻み込んでいるため、国家・国民ともどもいわゆる『反日色』が強く、外交・ビジネス・個々人レベル、およそ日本(人)と関わり合いのあるすべての分野で捏造を基にした言いがかりを浴びせてくる始末で、「信用」や「約束」が前提で推進される自由貿易(関税障壁撤廃等)には不向きな国家との烙印を押されていたのです。

互いの国民感情が最悪なのに、どうして連帯しなければならないの?

ですから、戦後から自由貿易化を推し進めた日本とは様々な条件面で折り合い(交渉)がつかず、互いの国益を守る為にも「高関税を維持し、貿易規模そのものを抑制しておかねばならなかった」のです。

ところが・・

それら両国の不安材料を、なぜか不自然に薄めるかのように日本政府が主導的にアシスト(対シナODA・ワールドカップ共同開催など)してしまったのですから・・当然、両国は何かにつけて勢い付き、さらにその動きは日系企業に対しても「リスクはあるが日本政府が主導するビジネスチャンスならば」と、間違ったメッセージを植え付ける事となり、時を経るにしたがって次第に盛んとなる両国との交易や人的交流の促進欲求が利益を享受する企業側から叫ばれるようになり、こんにちのRCEP協定発効への道筋を付けてしまったのです。

妻

え?

でも待って!

特定三国のリスク・・令和になっても全く改善されていないわよね?(むしろ悪化)

なのになぜ経済面ではRCEP協定が両国間との間にまで結ばれてしまっているの?

タヌキ
タヌキ

だ・か・ら、ず~~~~~~っと言ってるんだよ!

「RCEPは売国協定だ!」って。(国民からの反対意見が少なすぎたんだよ~(-_-;))

一度も約束を守った事が無くって、おまけに建国史を抗日ファンタジーで埋め尽くしたような国家と協定を結ぼうと考えることそのものが馬鹿げているのさ!!

逆説的に言えば、それを理解したうえで両国との協定締結や移民政策を推し進めているのが小泉以来の『自公政権』って事さ。

悪いネズミ
悪いネズミ

かと言って野党はダメダメだし・・維新は自公以上に最悪の政党だしね!

何か防御する手立ては無いのかな~?

タヌキ
タヌキ

そこについては民主主義国家の宿命・・

地道ではあるが「国民の周知」「RCEPを危ぶむ声」の盛り上がりが大切だし、結局それが無ければ議員先生は動かないし、国民もな~んにもできないんだよな~(みなさん拡散してくださいね♥)

『RCEP』の正体=日本・シナ・南朝鮮の『3カ国EPA』だった!

すでに総括⑦の記事で『RCEP≒ODA』とお伝えしておりますが、↑に見てきたように、こと経済連帯面に的を絞れば『RCEP≒日支鮮3カ国EPA』と表現してもよいのかもしれません。

事実、日本政府試算では、RCEPによる日本側の経済効果(利益)が最大15兆円規模と見積もられている傍らで、シナ及び南朝鮮間の関税撤廃額が約16兆円と、ばほぼ同等程度となっている点からも推し量れるように、新たに発掘された(多国籍企業側にとっての)ビジネス上の旨味が2カ国との間に集中しているのは明らかで・・

予定では今後約10年をかけて工業品を中心に無税品目割合がシナが8%⇒86%へ、南朝鮮が19%⇒92%まで劇的に高まる。

この点が理解できたなら、RCEPの真の正体が、多国間経済連帯協定などではなく、実際は『日本・シナ・南朝鮮』による3カ国経済連帯協定になっている点に着目できるはずなのです。

タヌキ
タヌキ

事実、RCEPよりTPP11の方が低関税率は達成されているから、そっちにも加盟している国々とはTPPによる低関税の方が適用されるんだよ。(だからRCEP参加による新たな影響は少ない)

ところが、RCEP協定はシナと南朝鮮にしてみたら対日本間で交わされる初めてのEPA

だから、他のRCEP参加国家より関税撤廃品目が多くなり、経済的影響も莫大になるんです!

悪いネズミ
悪いネズミ

はは~ん、

日本の国防安全保障と自国産業を犠牲に差し出し、ひたすら多国籍企業(金融・投資家)だけを儲けさせようって腹積もりがRCEPに現れているんだね。

妻

うわ~~。

RCEPって、もう実質3カ国EPAじゃない!!

日本政府は、よくもこんな協定を結べたわね??

嫡男:スラ
嫡男:スラ

RCEPについては国内メディアも『多国間協定だよ!』を前面に出しつつ、うまい事シナ&南朝鮮臭をかき消していたように思えるんだよな~実際、発効までTPP問題の時よりも全く無風状態だったもの・・

(TPP交渉からアメリカが抜けた以上、経済的危険性はむしろRCEPの方が高まったはずなのにね)

最近ではRCEP発効に味を占めたのか、条件のより厳しいTPPにさえ参加要求しているシナ&南朝鮮・・

(RCEP・TPP等)『EPA』自体、我が国にとっては有害極まりないものですが・・

かの国々の身の程知らずも大概にしてもらいたいものです。(かしこ)

それでは次回・・対シナODA総括⑩

おまけ:実は大切だった関税の役割

例えば日米通商交渉の歴史を紐解いても一目瞭然な関税の重要性。

  • 1970~72年:日米繊維交渉
  • 1977~88年:日米牛肉・オレンジ交渉
ほぼ無農薬・ワックスなしのミカン食べたことあります?美味しいですよ

交渉(恫喝)の末、日本政府は自国産業保護を放棄・・結果、同分野での国内産業は壊滅的な打撃を受けてしまいました。

タヌキ
タヌキ

タヌ(実家)は・・ミカン農家もやってたんだよね・・だからこの辺は子供心に覚えているんだ~(遠いお目目)

日本政府はね~日米通商交渉の末、車・製造業(2次産業)・サービス業(3次産業)保護と引き換えに、国内の1次産業を叩き売っちゃったんだよね~

でもね、国家にとって本当に大切なのは農林水産業のなんだよ。

国防安全保障面で農業(食料)自給率を確保できるかは死活問題。これに危機を覚えない政治家は政治を語る資格さえないと思うよ。

だって、日本は災害立国だもん。食料の蓄えは必要さ

・・おまけに周辺地域には山賊や空き巣国家が潜んでいるんだしね~・・

・・しかしミカンにしろ牛肉にしろ、本来なら(関税引き下げ&輸入増によって)最終小売価格が徐々に下がっていくはずでしたが、不思議な事に、実際は年を追うごとに国産品も米産品も価格高騰していったのですから失笑モノでした。(国内産業縮小によってもたらされた国産品薄&米産品価格つり上げが主原因)

結局、関税の果たす役割が・・

  • 国内産業の保護
  • 過度な競争原理・ダンピング防止措置
  • 安定価格での需給調整

↑これらを主眼に考え出された理にかなった税制上のシステム(税収だけが目的ではない)だったのですから、関税の撤廃が加速するという事は・・

  • 高関税=自国民・自国産業保護&金融・多国籍企業・投資家の利益縮小
  • 低関税=自国民・自国産業放棄&金融・多国籍企業・投資家の利益拡大

こういった図式にならざるを得なくなってしまうのです。

しっかり作られたおもちゃ:本物は偽物を駆逐し、価値はむしろ高騰します

30年ものデフレ社会に馴らされた日本人だからこそ、冷静になって関税が果たしていた役割を振り返り、「安物買いの銭失い」の諺の意味について・・再確認すべきではないでしょうか?

悪いネズミ
悪いネズミ

ちなみに『日米通商交渉』って言うのはね~

対日貿易赤字に悩まされた”輩”が、たびたびルール変更や一方的な便宜を求めて日本を恫喝した”交渉”の事だよ。

  • 1970年~『日米自動車問題』
  • 1985年~『MOSS協議』
  • 1989年~『日米構造問題協議』
  • 1993年~『日米包括経済協議』
  • 2001年~『成長のための日米経済パートナーシップ』

などが代表例だよ。

アメリカの事を・・「自由貿易の守護者で日本の重要なパートナー」とか言っちゃっている人がいたら教えてあげてね♥

「アメリカはいつだって輩」

そして戦後の日本政府は・・

「日本を全く守って来なかった」

大切な事だから、よいこのみんなは忘れないでね(チュ~チュ~)