画像説明:【シリアの未来はシリア人の手に】シリアの政権転覆を目指す世界的盗賊団の話題
アメリカは世界中に無差別空爆をプレゼントしています
日本人に蛇蝎の如く嫌われているロシア(プーチン大統領)ですが、現下のロシア軍は律儀に(全面戦争に発展しない)指定戦闘区域のみで闘っています。
それに引き換え、日本人が恋焦がれるアメリカ軍は、どの様な戦闘範囲と戦闘方法を披露してくれているのでしょう。
シリア米軍基地にイラン製無人機攻撃、米国人死亡で報復空爆
[ワシントン 23日 ロイター] – シリア北東部の米軍基地で23日、無人機(ドローン)による攻撃があり、米国の請負業者1人が死亡した。国防総省は、報復として同日シリアでイラン系武装組織に対し複数回の空爆を行ったと発表した。
ドローン攻撃により別の請負業者1人と米兵5人が負傷した。米情報機関はドローンがイラン製と判断したという。
オースティン米国防長官は、バイデン大統領の指示で報復攻撃を行い、イランのイスラム革命防衛隊傘下のグループが使用する施設を標的にしたと説明した。
声明で「革命防衛隊傘下のグループによる今日を含めた最近の一連の攻撃に対応して空爆を行った」とした。(以下略)
Reuters(2023年3月24日配信記事)
オースティン米国防長官は「米国の請負業者1人が死亡」したドローン攻撃への報復として、シリア国内の複数個所へ空爆を敢行したと発表。
米情報機関が、「使用されたドローンがイラン製と判断」した事が空爆決定の根拠となっているのだとか・・

え?
攻撃兵器の産地が重要とか、自分達が攻撃と感じたかがが重要というなら、ウクライナに武器を提供し、(偽装)傭兵を送り込んでいるすべての国家を、今後ロシアが敵国・攻撃対象と見なしてもいいって事になるよね?
(アメリカがわざとアフガンに置き忘れた兵器はmade inUSA。アメリカが世界中でア〇フみたいなテロリストを育成している事がバレちゃうよね?大丈夫??)

だから、識者によっては「すでに第三次大戦は始まっている」って警鐘乱打されているね。

今回みたいに、アメリカが「イランを支援している奴がいる」って発表する(捏造も可)だけで、他国領の複数個所に空爆してOKなら・・ロシアは余裕で無罪になっちゃうよな?!
(本当は、どっちも許してはダメ)
さてさて、ウクライナ支援に大変熱心だと世界中で噂になっている、思いやりあふれる方々(が、いらっしゃいましたなら・・)
「日本が、世界が、ウクライナへ向けた同じだけの愛情をもってシリアを支援しようとするのか?」当サイト住人は藪の中からコッソリと(善意の真贋を)眺めておきますね!
アメリカは戦争(無差別爆撃)を隠蔽しているだけですからね!

俗にいう『アラブの春』の延長線。2011年以降アメリカは、アサド政権転覆の為シリア国内で大規模な無差別空爆を敢行しています。
ロシアが、ウクライナに人質として取られた【人間の盾】を傷付けないよう、自軍にも被害が及ぶ地上戦を選択している傍らで、アメリカが【老若男女】見境なく被害が及ぶ無差別空爆を選択している事実。
ウクライナとアメリカを愛してやまない方がいらっしゃいましたら、単純に「卑怯者はどちらか?」くらいは疑問に持ってほしいところです。
↑に張り付けた無差別空爆だって、この程度は米軍のデタラメさ加減がたまたま露呈した氷山の一角(隠ぺいが出来なくなった事件)ってだけですからね。
イラクで約40万人、シリアで数十万人の犠牲者を生んだアメリカ軍の蛮行は、米ネオコン勢力(戦争ビジネス)と密接な関係がある(金融支配下の)大手メディアでは大々的に報道される事はありません。
もちろん我が国のメディアもこれらに追従するのみ。
今回の、米請負業者1人が死亡に対する米側の空爆も、今後とも戦争犯罪として追及される事はないでしょう。
世界の同情を一身に受けるウクライナと違い、加害者が違うだけで意図的に無視され続けるイラクやイランやシリアの人々・・本当に可哀そうでなりません。
そもそもなぜシリアに米軍基地があるのか?
「不思議に思いませんか?」
なぜアメリカの敵対国内に、イスラエルの敵対国内に、米軍基地があるのか?と。
そもそも米軍がシリアにいなければ、被害が無かったのでは?と。
その回答については、【日ロの未来を考える1:ガルージン氏からの5つの質問】と題した↓過去記事内でも紹介していますが、アメリカは現在シリアを不当占拠し米軍基地を勝手に設置しています。
無論、悪辣なアメリカはそればかりではおさまりません。
なんと、アメリカはシリア国内の産油地域を狙いすましたように占拠しており、シリア国民の財産である現地の原油天然ガスをガンガン盗み出している真っ最中なのです。

「あり得ます?」
これが日本唯一の同盟国、アメリカ(主に民主党政権)の本当の正体なんですよ?
もちろん、シリア・アサド政権は毎日のように「米軍はシリアから出て行ってくれ」と抗議しています。
こんなデタラメが長年放置されたままの世界線で、現下しきりと喧伝される『民主主義対専制主義の戦い』とやらが、本当にウクライナを舞台に展開されていると思いますか?

ダブスタが許されるから、過ち(戦争)が繰り返される
- 【ロシアの軍事作戦は絶対悪】
- 報道姿勢:軍事作戦の不当性アピール・被害ドラマ仕立て・被害誇張
- 【アメリカの軍事作戦は絶対正義】
- 報道姿勢:軍事作戦の正当性アピール・救済ドラマ仕立て・被害隠蔽
このシステムの危険性を、世界中でどれほどの人々が認識できているでしょう?
- 「米軍基地(米軍人)が攻撃(テロ)の危険に晒されたのだ」
- 「現地敵勢力殲滅の為、攻撃やむなし」
捏造だって簡単に出来てしまう戦争(軍事介入)口実を、アメリカのみが行使できる現状を「確かに変だな~?!」と認識出来ないからこそ、ロシア悪・アメリカ善の単純化に引っかかってしまうのではないでしょうか?
世界の常識を思い出してください。
- 世界中にロシア軍基地がどれほどあるのかを
- 世界中に米軍基地がどれほどあるのかを
- 世界中で何故日本にのみ米軍専用基地・米占領統治条約が今尚存在するのかを
以上、
今回、ロシアはウクライナ国境を確かに超えました。
しかし、アメリカは歴史的に現地国境を書き換える事無く、軍事力(支配力)を行使できる米軍事基地を世界中に配置しています。
- どちらが本当の脅威か?
- どちらが紛争(戦争)の火種か?
今回話題として取り上げた「シリア米軍基地にイラン製無人機攻撃、米国人死亡で報復空爆」を参考に、アメリカの気分次第で簡単に行えてしまう報復(口実・捏造・言いがかり)が、如何に人類全体を危険に晒しているのか、もうそろそろ真剣に【総括】(議論)してもいいのではないでしょうか。
平和を愛する日本人ならばこそ、
加害者によってジャッジメントが変わってしまう卑怯千万なダブスタなんて、受け入れてはなりません・・よね♥
おしまい。
注:いよいよ(英・米・イスラエル)本命のイラン攻撃が現実味を帯びてきました。