ドイツ、英米の恫喝に屈し”戦車”をウクライナへ供与
米独、ウクライナへの戦車の供与を発表 ドイツは他国の供与も認める
アメリカとドイツ両政府は25日、ウクライナに戦車を供与すると発表した。アメリカは「M1エイブラムス」31台を、ドイツは「レオパルト2」14台をそれぞれ送る。
ドイツはさらに、欧州各国がドイツ製の戦車をウクライナに供与することも認めると表明した。
ウクライナはここ数カ月間、西側諸国に対し、兵器など軍用物資を送るようはたらきかけていた。
ドイツとアメリカの発表についてウクライナは、ロシアの侵攻開始から1年近くがたった今、ウクライナ軍が勢いを取り戻し、ロシアが占領している地域を奪還するターニングポイントになると述べた。また、ロシアの春の侵攻を食い止める手助けになるかもしれないと指摘した。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「勝利への重要な一歩」だと述べ、「自由な世界はきょう、ウクライナの解放という共通のゴールに向かって、これまでにないほど団結した」と語った。
一方のロシアは、米独の動きを「露骨な挑発行為」だと非難。ウラジーミル・プーチン大統領の報道官は、「これらの戦車はすべて燃やされる。ただただ高額なだけだ」と語った。(以下略)
BBCnewsJAPAN(2023年1月26日配信記事)
アメリカからの外交圧力に屈し、強制的に対ロ参戦に組み込まれたドイツは、ロシア産ガス供給パイプライン『ノルドストリーム』を英米に破壊され、さらに今回は、最悪のタイミングで「戦車供与」という踏み絵を踏まされることとなりました。
将来を見越し、対ロ外交が破壊されない様にアメリカからの圧力をギリギリのラインでかわし続けていたドイツが戦車供与に踏み切った事で、他の欧州諸国にも同様以上の参戦圧力が加わるのは必定、いよいよ戦争首謀者(英米)が、戦争ビジネスを最終段階にまで引き上げたと言えそうですね。
当然ロシアは反発します
ウクライナへの戦車供与、米欧の直接関与示す=ロシア大統領府
[26日 ロイター] – ロシア大統領府のぺスコフ報道官は26日、米独がウクライナへの戦車の供与を決定したことについて、米欧が紛争への直接的な関与を強めていることを示すと述べた。
ぺスコフ氏は記者団に、戦車を含むさまざまな武器をウクライナに送ることは紛争への関与を強めることを意味しないとの発言が米国や欧州諸国から聞かれると指摘した。
「われわれはこれを完全に否定する」とし、こうした行為は紛争への直接的な関与であり、関与を強めるものだと非難した。
インターファクスによると、プーチン大統領の最側近の1人であるパトルシェフ安全保障会議書記は、米国と北大西洋条約機構(NATO)が紛争に参加し、これを長引かせるつもりであることはこれまでの経緯で明らかと主張した。
「ウクライナ戦争が終わってもアングロサクソン世界はロシアと同盟国に対する代理戦争を止めることはない」と述べた。
Reuters(2023年1月26日配信記事)
Reuters記事中に紹介されたロシア側の主張、
- NATOが戦争を長引かせている
- 英米がロシアを敵視する政策を改めるつもりはない
これは、紛れもない事実です。
当然、ロシア側はすでにNATOがウクライナ戦線に参戦していると見なしており、新たに供与される武器類を容赦なく破壊する事を誓うはずです。
当サイトは、世界に紛争・戦争の火種をまき散らし、各国の主権を侵害しながら戦争ビジネスに興じているのはロシアではなく英米側の金融寡頭勢力であると結論付けています。
少なくとも現時点においては、ロシアの言い分の方が明らかに正しいのです。
事実を隠蔽し、虚偽を流布する報道スタイル「Hit and Away」
当サイトは、開戦段階よりロシアの戦争動機をご案内しており、アゾフスタリ製鉄所陥落をもってロシア勝利を断言しております。
↑↓当時貼り付けていた大手メディアの報道の多くが、すでに閲覧できない様になっているのもプロパガンダの動かぬ証拠だと思いませんか?
検証が必要と思える報道ほど・・なぜか検証できない様にすぐに削除するんだよね・・
不思議だな~(棒)
重要:~終戦~英米がはしごを外すタイミングを見極めろ!
一部の国内報道では、「ドイツとアメリカが戦車供与を決定した事で、俄然ウクライナが優勢になるだろう」などと言ったプロパガンダが盛んとなっているようですが・・
当サイトはむしろ「ああ、英米も流石にウクライナの負けを認めざるを得なくなったんだな」と、真逆の分析をしています。
つまり、
米ネオコンが仕掛けた戦争の「英米側敗北」がいよいよ現実味を帯び、米中間選挙後、下院構成が変化したこのタイミングで・・
- 「戦争は継続させたいが、万が一終戦(停戦)となってもいいように」
- 「終戦後、戦争責任が自分達(英米)だけに集中しないで済むように」
- 「欧州各国が英米の仕掛けた戦争を反省し、今後ロシアとの友好を模索させない様に」
- 「特に大国ドイツが、戦後ロシアと手を結ぶ可能性を摘み取っておくために」
- 「世界を戦争に参加させるシステム、NATOの実態がバレない様に」
ウクライナ国民の民意を無視し、戦争継続を言い張って譲らない米民主党政権(+英国)が、~嫌がるドイツを脅しつけ、無理やり戦車を供与させた~のではないでしょうか?
・・ムムム・・
日本と同じ敗戦国のドイツって・・やっぱり可哀そうだよね・・
頑張って水面下でロシアとの友好外交を模索していたのに、エネルギーで縛り上げる「ノルドストリーム破壊」から、踏み絵の「戦車供与」だもん・・どっちもドイツの国益を大幅に損なっているよね。(状況証拠からも英米の脅しがあった事が明らかだよ・・)
ねえねえタヌさん。
結局、終戦間近って認識でいいの?
どう転んでも、戦車如きで覆せる戦力差ではない。
にもかかわらず、小出しの武器供与。
奴らとしても出来る限り戦争は引き延ばしておきたいのじゃろうが・・「出口戦も考え始めた」という戦況分析が現時点での正解じゃろう。
ウクライナ兵は・・いません
~兵力約9万人~
ご存知ですか?
今、ウクライナ国内で闘っているウクライナ側兵士の約半数はポーランド兵です。
残りの半分は義勇兵という名の民間外国人傭兵部隊と、こっそりNATO各国の正規兵が紛れ込んでいます。(報道規制があるためか、事実関係が伝えられていないだけで、ウクライナ兵の損耗は激しくすでに10万人規模と推測されています)
最新兵器は特に、使いこなせる兵士をセットにして供与しない限りそれだけでは役には立ちません。
つまり・・
ロシアが分析しているように、NATOはウクライナをNATOに入れぬまま、すでに参戦しているのです。
こうなると徹底的に卑怯者に見えてくるのが、ロシアとは海を隔てて遠方に対峙する英米の存在。
彼らが火に油を注ぎ、煽るだけ煽った後に・・自分たちは知らぬ存ぜぬで逃げ出す算段を準備しているのだとしたら・・
アングロサクソンの仕掛ける代理戦争の舞台が・・いよいよ極東地域にまで拡大していく近未来も、十分現実味を帯びて予想されます。
まとめ
~ロシア悪玉論~
~民主主義対専制主義~
これらが、如何に思考停止を呼び込むためのプロパガンダであるか・・
英米の出口戦に屈した「ウクライナへのドイツ戦車供与」。
明日の日本が、(ドイツのように)生贄とならぬよう・・
~いつだって国益第一主義!~
~いつだって日本独立論!~
戦時プロパガンダを撥ね退け、戦争の首謀者こそを冷静に見極めてまいりましょう!
おしまい。
【日本NATO会議参加とbalance of powerについて】
おまけ:やっぱりポーランド
5万とも噂されるポーランド兵の介入。
戦後の領土割譲&論功行賞に「特別な恩恵」が無い限り、ポーランド側の犠牲を説明できません。
ウクライナ難民受け入れ数からも察するに・・ポーランドは、すべてのシナリオを知っているはずです。
確かポーランドと言えば、1939年9月1日~1939年10月6日・英米に騙されて生贄にされたんですけどね・・
今回こそは、”約束”を守ってもらえるのでしょうか?
興味津々です。