画像説明:【タヌキ一家が勝手に送る通知表】首相の評価はいかほど・・の図
「菅首相、1年間お疲れさまでした」
突如表明された菅首相の自民党総裁選への不出馬。
『岸田氏』への露払いとして『下村氏』を封じ込め、さらに親支族議員として”老害”の名をほしいままに跋扈する幹事長『二階俊博氏』を道連れに後続に後を託す。
来たる国政選挙へ向けた党の刷新への道筋を立てた格好となりました。
菅首相に対する勝手な通知表
先ずは「お疲れさまでした」とのねぎらいの言葉とともに・・抱き合わせで申し訳ありませんが一国民として、菅首相 には『評価・通知表』をお渡ししておかねばなりませんね。
小中学校でもらった『通知表』形式に、大まかな分野への取り組みや成果に対し5段階の★で表してみたいと思います。
経済分野:★
前政権の引き継ぎで、おまけにたった一年足らずの任期なので評価のしようがない面もありますが・・そこを差し引いたとしても客観的な経済指数の諸々が大幅に落ち込んでいる現下に思い切った財政出動、給付金・所得補償などに取り組まなかったことを鑑みれば、「最低の評価=★」としなけらばならないはずです。
20年度税収 コロナ禍でも過去最高 筆頭は消費税
財務省は5日、2020年度の国の一般会計の税収は、前年度より2兆3801億円多い60兆8216億円で過去最高だったと発表した。19年10月に税率が10%になった消費税の増税分が初めて年間を通じた収入となり、消費税は税の種類別で初めて所得税を抜いて最大となった。コロナ禍だったが、法人税や所得税も前年度を上回った。
税収が過去最高となったのは18年度の60兆3564億円以来2年ぶり。コロナ禍の影響を考慮して55兆1250億円に下方修正した昨年末時点の予想より5兆7千億円近く上ぶれした。
内訳では、消費税が前年度より2兆6187億円多い20兆9714億円で過去最高となり、税収全体の34・5%を占めた。コロナ禍で落ち込むとみられていた法人税は、4375億円増の11兆2346億円と、昨年末時点の予想より3兆円以上上ぶれした。海外経済の回復を追い風に製造業などの回復が予想以上に早かったためとみられる。(以下略)
朝日新聞digital(2021/7/6配信記事)
【財政拡大を主張する西田議員】
ま、コロナ禍で税収を伸ばしていたんじゃ、どんな言い訳もむなしいだけです。
それにしても消費税が前年より約2兆6000億円も多い約21兆円って・・
終わってるよね~
外交分野:★★★
何より、南朝鮮と徹底的に距離を保っている事が評価に値します。(慰安婦・徴用工裁判の影響)
対シナ外交も安倍氏よりは消極的で、その影の薄さが逆の意味で功を奏しているように感じられました。
対武漢ウイルス分野:★★
これも前政権を引き継いでいるので『菅首相』の功罪についてのみの言及とはなりませんが・・
しかし!
補償の伴わない緊急事態宣言などを繰り返すばかりで、おまけに国民すべてにワクチンを届ければ任務完了といった安直な考えがかえって、
- 指定感染症2類から指定感染症5類への変更
- アビガン・イベルメクチンの普及(早期承認)
- 入国制限・水際対策の徹底
- 所得・粗利補償
- 給付金の拡充
などの、より実践的で有効に思えるウイルス対策を妨げてしまい・・
- 国民への移動制限・自粛要請
- ウイルス感染経路調査
- ワクチン接種証明書
などの、主に国内締め付けの政策しか進められなくなっていた面を加味すれば・・こちらも低評価必至だと判断しました。
長期政権後のつなぎの役目:★★★★
長期政権だった安倍首相の健康状態の悪化を受けての急遽のバトンタッチだったことから、総裁選の勝利者でもなければ、派閥の後押も無し。
そのような立場の不安定な内情とナンバー2からの成り上がりを加味すれば「よくやったほうではないかと」、及第点を差し上げたいと考えます。
ここに関しては本当にお疲れさまでした。
最近お顔の色がすぐれない様に見受けられますので・・ゆっくり養生してください。
さぞ気苦労が多かったことでしょう。
自民党内刷新:★★★★★
二階をやれたのはデカい!
彼を抱きかかえるように”勇退”を決め込もうというのですから大したものです。
前日の話し合い(過去記事)で、両者の間では既に合意が得られていたのでしょうが、総裁選・国政選挙戦を目前に、党内に大きな遺恨を残さないように出来た事は評価すべきです。(野党はしてやられたと思っているでしょう)
もちろん(人事面での)裏取引の有無については今後を注視しなければなりませんが、親支・親朝鮮系(二階・額賀派)への一定の締め付けになれば現時点では合格点。
あとは個別に『野田』『林(幹)』『石破』『小泉』辺りを下野・放逐させればOK!
菅首相最大の功績はここ!
ってか、この1点だけが評価の対象かな~
東京五輪開催:★★★
何よりも国家として武漢発生ウイルスに打ち克つべく五輪開催を決定し、実際にやり遂げた事については大いなる賛辞を贈らねばならないでしょう。(小池はオマケ)
ウイルス蔓延を危ぶむ一部国民からの反対意見、政商からの圧力・思惑、政府の責任・・様々な困難を乗り越えて日本国は世界に向けて平和の祭典をやり遂げたのです。
『2020五輪大会』(開催は2021年)・・「ウイルスが蔓延するあの当時、日本でしか開催することは出来なかったはずだ」
後世の歴史家はきっとそう結んでくれるに違いありません。
【野球日本金メダル獲得と五輪開催の意義】
五輪の開会・閉会式・・あれは費用の内訳と意義について精査していただかないといけませんよ!
逃げ切りを許したら・・『次』もありますのでね。
その他の項目への簡単駄目だし:マイナス評価
①【五輪開会式、天皇陛下への不敬】 (2021年7月23日)
②【金融機能強化法の改正法成立】(2021年5月19日)
日本経済の底力。
中小企業を金融(外資)に乗っ取らせる道筋『地銀再生(地銀の経営統合)』を切り開いてしまう。
③【プライマリーバランス黒字化目標堅持】(2021年6月9日:第8回経済財政諮問会議)
結局、ここを打ち破れない政治家(首相)は、存在する価値がありません。
国民にとってはこんな目標の堅持なんか・・有害そのものなのです!
④【RCEP協定:地域的な包括的経済連携協定に関する我が国による受諾書の寄託】
要はシナと朝鮮半島が加入する経済協定。問題点山積です。
その他の項目への簡単賛辞:プラス評価
①【日本学術会議への圧力維持】
②【福島原発・処理水の海洋放出決断】
③【携帯料金の値下げ圧力】
④【デジタル庁新設】(マイナンバー経由マネロン防衛・外国人犯罪・テロ対策)
⑤【重要土地等調査規制法案成立】(外資(シナ)土地買いあさり防止)
デジタル庁は使い方を間違えなければ国防安全保障に直結する分野だから、是非育て上げてもらいたいよね~
マイナンバーで日本国籍と外国籍がしっかり色分け出来ちゃいます♥(税金逃れも許しません)
まとめ
令和3年9月3日・・総裁選・秋の国政選挙を前に急遽表明された菅氏の総裁選不出馬。
首相在任期間が短いため、思い出を語るほどの印象はありませんでしたが・・やはりおおよその総括(評価)が必要ではないかとの思いから、簡易的な通知表形式で記事化してみました。
今後予定されている自民党総裁選・・国政選挙の行方。
日本国民にとって目が離せない『秋』となっていく予感がしますね。
おしまい。